現在海外留学先を「カナダにしよう!」と考えている方は多いでしょう。日本からカナダへ留学する方は年々増加傾向にあります。
特にカナダは海外留学先としてとても人気があり、一年間に約6,500人が留学しているのです。ご存知でしたか?
その理由として、カナダはビザが取りやすく、英語鈍りがなく英語習得に適している、円高である、多国籍文化で人種差別が少ないことがあげられます。
そこで今回は、カナダでの海外留学の目的、一年間で必要な費用、現地でのアルバイトやちょっとした英語習得法について、私のカナダ・トロントで一年間留学したときの経験をもとにお伝えしたいと思います。
カナダ留学をする目的とは?
カナダの首都オタワの国土面積は日本の約27倍もあります。カナダ国民の半分以上が海外出身者であり、多国籍文化で成り立っています。
カナダの人口は約3,700万人、税金は州によっても納税額は異なっています。税金はほとんどの州で15%であり、優れた医療制度によって支えられています。
カナダ国籍を持っている方は国民皆保険制度があるため、原則的に自己負担ゼロで医療制度を受けられるのです。大自然にも恵まれた国で、医療にも恵まれているのは理想ですよね。
そんな自然にも医療にも恵まれたカナダですが、留学するにはどこの都市がいいの?と悩まれている方もいると思います。ここでしっかりと自分に合った都市を選び、留学生活を充実させるための賢い計画をしていきませんか?
カナダ留学をするにまずは『目的を明確にすること』。留学には、コレが一番大事であることは間違いありません。
カナダ留学の目的一例
・自分を変えたい・見つけたい⇒⇒⇒「一大奮起して、自分に挑戦をするための留学」
・外国人の友達が欲しい⇒⇒⇒⇒⇒⇒「英語でのコミュニケーションするための留学」
・キャリアアップをしたい⇒⇒⇒⇒⇒「大学、大学院でさらに学ぶための留学」
・就職に有利となるため⇒⇒⇒⇒⇒⇒「日本や海外で好条件の就職を獲得するための留学」
上記のように留学をしたい方にとっては、さまざまな目的があると思います。あなたが「こうしたい!こうなりたい!」と思い描いた目的を明確にしたうえで、念入りに留学への計画を練っていきましょう。
また海外留学という経験は、人生に一度きりかもしれません。せっかくの機会を目的なく、無駄に過ごしてしまうのはもったいないですよね。
ですが、明確な目的を持って留学に臨んでいければ、それに向かってモチベーションもさらに上がっていくでしょう。
このサイトは私もよく見てました。おすすめです↓↓↓
カナダ留学で一年間にかかる費用はいくら?
さあ、留学の目的は決まったでしょうか?では目的が決まったら、今度は具体的な費用について考えていきましょう。
ここからは、カナダで一年間留学をするうえで必要となる費用について、具体的にお伝えしていきます。ちなみにカナダに留学したいというときには『留学エージェント』という、留学のサポートをしてくれる会社があります。
留学生活を楽しむためにも、専門の心強いサポートがあれば安心できますよね。
ただし『留学エージェント』に依頼する場合、代行手数料が発生します。個人手配よりもかなり多くの料金が発生してしまいますので、その点は注意をしてください!
そこで、留学エージェントを使った場合と使わない場合にわけて算出してみました。
では留学にかかる費用について、順に見ていきましょう。
VISA
カナダへ入国する際にはVISAという入国許可証が必要です。大きくわけると以下の3つになります。
1, ワーキングホリデービザ(働く事もでき、勉強もできるというビザですが、一年以上は滞在できません。)
2, 学生ビザ(6ヶ月間のビザですが、基本は働けません。)
3, 就労ビザ(海外で90日以上働くために必要なビザです。)
※2の学生ビザ(6か月)からワーキングホリデービザ(12ヶ月)への切り替えは可能ですが、その逆は不可能です。また、学生ビザ・ワーキングホリデービザから就労ビザに変更の申請を行うことは可能です。
しかし、3~4か月の申請期間が必要なため、この間カナダに滞在する必要があります。また国外に旅行することや帰国はできません。
ちなみに留学エージェントにビザ申請を依頼すると、約5万円の費用がかかります。
航空券
日本〜カナダ間の直通便もありますが、燃料補給をするために他国を経由する経由便もあります。
また年末の長期休暇や大型連休等の時期によっても高額になるなど料金の変動があり得ます。そのため、留学の時期をきちんと見極めて行くことが重要です。
タイミングよく安めの料金時期に出発できれば、片道約6万円ほどで渡航が可能です。
安めにカナダ留学をしたい方はおすすめです。
海外保険
海外保険をご存知でしょうか。この保険は海外で病気や怪我をした場合、病院での治療費を負担してくれる保険です。
海外保険に加入をしていない場合、現地で急な病気にかかってしまったり、怪我をしたときに困ってしまうでしょう。カナダでの医療費は、国民は無料でも留学生にとっては高額です。
ですので保険未加入で高額の請求に「どうしよう!」とあせらないためにも、前もって出発前には加入しておくことをおすすめします。
ちなみに留学エージェントで海外保険の手配をお願いした場合、代行手数料も含め20万円~30万円ほどかかります。
ですが、今では3か月間使える海外旅行保険付きのクレジットカードなどもありますので、有効に活用してみるといいでしょう。
海外旅行保険付きクレジットカードのサイトです。自分に一番あったクレジットカードで、加盟している海外保険を比べるのもいいでしょう。
家賃
カナダでの留学を予定している場合、滞在手段は現地のホストファミリーとともに滞在するホームステイ、または一軒家を借りて何人かの人たちと共同で使用するルームシェアなどがあります。
どちらかといえば、基本的にはルームシェアのほうが料金的にはかなり安いです。その金額について具体的に比較してみました。
ホームステイ・・・8〜10万円(ランチ以外の2食事付き)/1か月につき
「JPカナダ」が便利です。カナダの留学生はほぼみんなJPカナダを利用しています↓↓↓
食費
カナダで留学する場合、食費代は結構かかります。
留学してはじめのうちは外食が基本となる場合が多くなります。なぜかというと友達を作りたいために付き合いが多くなったり、街の環境に慣れたいこともあるからです。
そのため、初めから自炊をするという留学生はあまり見たことがありませんでした。
では、食費代については大体このような料金となります↓↓↓
学費
カナダでの語学習得をするために留学する人は語学学校、または大学に行くことが多いです。ここでは各国からいろいろな国籍の外国人留学生が、英語を学びに集まってきます。
学校に通学をすれば絶対といっていいほど外国人の友達はできるでしょう。それもあってか友達作りのために、語学学校に行くという人も多いのです。
またカナダには語学学校が多数ありますが、料金的には授業料はさほど変わりはありません(ただしエリート学校やビジネス英語専門の学校は除く)
ちなみにカナダのバンクーバーとトロントの二大都市では、どちらかというとトロントの方が若干安上がりとなります。バンクーバーは国際都市ということもあり、物価は高めなのです。
ですのでお好きなほうの学校を選ぶといいでしょう。
カナダでの都市別留学情報はこちらをご覧ください ↓↓↓
諸費用
カナダで留学をする場合の通学・通勤費、遊びに行くための交際費、バスや路面電車、地下鉄にかかる交通費など、諸費用はかかります。
その他、毎日食べるお菓子、シャンプーやリンス、お風呂・トイレ用品などの生活用品費、携帯電話・インターネット等の通信費などがありました。
海外での生活をするにも、こまごまとした生活費がいろいろかかるんですよね。我ながら驚きました。
ざっと計算してみると、この料金となります↓↓↓
ではこれまでかかった費用について、表にまとめてみました。↓↓↓
留学1か月にかかる費用 | 留学エージェントに手配した場合 | 個人で手配した場合(最安値) |
---|---|---|
VISA | 5万円 | 3万円 |
航空券 | 6万円(片道) | 6万円(片道) |
海外保険 | 20万円(1年分前払い) | 0円(3か月保険付きクレカで無料) |
家賃 | 8万円(ホームステイ) | 4万円(ルームシェア) |
食費 | 5万円(ホームステイの場合、基本は朝と夜の2食付き) | 6万円 |
学費 | 11万円(空港送迎費付き) | 10万円 |
諸費用 | 2万8,500円(銀行開設金6,500円を含む) | 2万2,000円 |
エージェントサポート料 | 0~30万円 | 0円 |
合計 | 57万8,500円 | 31万2,000円 |
上記の表のとおり、個人で手配をした場合の最安値と留学エージェントに手配した場合で比較をしてみました。エージェントに手配した場合では、総額約57万8,500円となります。
しかもエージェントに手配した場合、これらの一年分の留学費用を前納で一括払いをしなければなりません。
実質上、最低でも130万円〜150万円は支払う必要があります。または上記料金に留学エージェントのサポート料金が加算され、追加料金が発生する留学エージェントもあります。
もちろんカナダでの生活に安心を求めるのであれば、留学エージェントに依頼するのはとても安心で良いと思います。
またはじめての留学となる方は、留学エージェントに手配をしておけば安心です。急ぎの手配が必要となっても、はじめての英語に慌てる事もなく、安心して留学生活に入っていくことができるでしょう。
その一方ですべてを個人で手配した場合には、約31万2,000円を支払えば安らかに留学当日を迎えることができます。
1か月だけ学校に通い、その後は働きたいと思えばフレキブルに動くことも可能なので、その点は自由が利くと思います。
ですので留学の初期費用を格安で抑えたいというかたは、ぜひ個人で手配することをおすすめします。
カナダの留学生のアルバイト料金について
海外で長期滞在する場合、お金はとても大切です。嬉しいことに、カナダではワーキングホリデーという制度があり、留学生もアルバイトなどで働きながら生活をすることが可能なのです。
カナダでのアルバイトは時給がとても良く、トロントでの最低賃金は15カナダドルです。そのため、週4回のアルバイト+チップが付くところで働けば、月20万円ほどは稼げます。
給料 | 時給15ドル×8時間×16日=1,920ドル |
---|---|
チップ | 50ドル×16日=800ドル |
合計 | 約2,720ドル |
現在のカナダ為替レートは1カナダドル=約76.45円、上記の2,720ドルは、日本円にして約20万円です(2020年4月1日現在)。ですのでカナダで20万円もあれば生活費、家賃は余裕でまかなうことができますね。
はじめのうちはジャパニーズレストランのアルバイトで稼ぎながら英語力をつけ、その後カフェや現地のレストランのアルバイトで働く事も可能です。
カナダ留学での生活を充実させたいなら、現地でのアルバイトは必須といえるでしょう。
カナダ留学で英語習得をするコツとは?
カナダで英語を習得するためには多くの方法があります。ただし、正直なところ一年間の海外留学ではネイティブスピーカーのように英語をペラペラ喋るということは難しいかもしれません。
ですが英語を頑張って習得できれば、英語圏で問題なく生活できるようになるでしょう。
また一年間のワーキングホリデーを経験しても、まったく英語を喋れないという人もいます。そのような方々は、現地で自分の殻を破れず、英語の壁を超えられなかった人といえるかもしれません。
せっかく高額の費用を払ってカナダ留学をするのですから、どうせ行くなら意識を高く持って、楽しく英語で生活したほうが人生もうまくいきますよね。
ちょっとの勇気をだすだけで、だいぶ英語が話せるようになります。
私は、留学前に海外ドラマの「フルハウス」を見て英語を楽しく学びました。↓
場所別 | 簡単に使える英語フレーズ | 一口メモ・面白エピソード |
---|---|---|
学校 | 「Hi」「What’ up?」 | 同じ目的意識を持った外国人が集まるので、友人を作りやすい。 |
図書館 | 「Excuse me, sir. May I~?」 | トロントのダンダス通りに図書館があります。 |
売店 (ニュースエージェンシー) | 「Hi, man. Can I have a ~?」 | この手の売店はどこにでもある。大体店員さんはレジに座りテレビかYoutubeを見ています(笑)。 |
ハンバーガー店 | 「What do you recommend?」 | よく通ったのは、やっぱりマック(マクドナルド)。 |
カフェ | 「How’s it going? Can I get a~?」 | いろんなカフェがあり、カナダでは「Tim Hortons 」というカフェが主流で店員さんはみんなフランク。 |
スーパー | 店員さん Do you need a bag? 「no, thanks」 | よく買い物に行ったのは、「ロブローズ」、このスーパーが至る所にある。 |
ドラッグストア | 「Do you have eye drops?」 | トロントに何軒もあるドラッグストア。中でもダンダス通りの「ダララマ」はお土産購入時にもおすすめ! |
どうですか?簡単でしょう?一言話しかけるきっかけさえつかめれば、相手にもどんどん話しやすくなるものです。こんな風に気軽に英語で話すだけでも、毎日の留学生活がぜんぜん違ってきます。
コツは「自分から気軽に話しかけること」これだけです。
相手が話すまで待っていたら、目の前を通り過ぎてしまいますよね。ですのでスピ―ディーに、スマートに、気楽に話しかけてみてください。
留学生活を有意義に過ごすためには以下の3つのことに意識を向けて、カナダ留学を充実させていくことをおすすめします。
この3つを押さえておけば人生が180度変わることは、間違いなしでしょう。↓↓↓
1. 最低限の英語力を身につけてから、カナダに出かける(英検3級レベルでOK)
2. 演技でもいいのでノリよく話す(自分の殻を破るには、まず気持ちのノリをよくする)
3. 趣味・特技を作って、現地の人たちと交流する(言語以外のコミュニケーションツールを持つこと)
この3つを押さえておけば、カナダでの生活も楽しく価値のある一年間を過ごせます。
留学を成功させたいなら、出発前にこの動画を見ておくと参考になりますよ↓↓↓
まとめ
「カナダ留学を実現しよう!」と一口に言っても、そう簡単に叶うものではありません。ですがいざ留学しようと決意をしたら、まず叶わないということはないのです。
留学のための資金作り、英会話の勉強、留学の学校やアルバイト探し、ビザ取得にパスポート取得などやることはいっぱいありますよね。
ぜひ英語力をしっかりと身に着けて海外留学をし、自分の人生に向けてチャレンジしてみませんか?
カナダへの留学を経験した後には、あなたの世界観もきっと変わっていくことでしょう。
・カナダ留学の目的を明確にさせること
・留学費用について賢い知識を持つこと
・現地でのアルバイトをしたり、そこでしかできない体験をどんどん挑戦する
・しっかりと留学の下準備をしておき、英語力向上のために行動をスピーディーに
・自分の殻を破り、現地の人たちとコミュニケーションを積極的にしていく
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