英検準1級の合格率や難易度は?私を合格に導いた超効果的な3つの教材も紹介!

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Taka.K

Taka.K

アナタの英語の勉強を、より充実させる情報をお届けします! 大学で英語を専攻し、5か月間カナダの大学に交換留学をしました。 大学を卒業後は英文事務に従事。英検準一級を所持。

英検準一級ってどれくらいの難易度なの?」

「難関資格なんて言われているけど、合格率はどれくらい?」

そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いたのではないでしょうか?

文部科学省の後援もあり、日本における英語資格で最も有名で力のある英検。

その中でも、2級と準1級の難易度の差から、英語学習者からTOEICスコア750や800と並び、英検準一級は英語上級者レベルの登竜門としても知られています。

しかし!敵を知り己を知れば百戦危うからず!
その難易度や問題の構成、勉強法や教材を正しく知り学んでいけば必ず取れる資格でもあります!

この記事ではそんな英検準一級について以下の観点からお伝えしていきます。

この記事で英検準一級についてわかる事
  • どんな問題がどれくらい?試験の構成
  • 難易度はどれくらい?
  • いまさら聞けない! TOEICに換算すると何点?
  • 知りたい! 合格点と合格率! 何点あれば合格できるの?
  • どれくらいの割合?英検の中でも”準一級”を受ける人!
  • 何をすれば受かるの?おすすめの教材と勉強法

私自身英検準一級を取得するまでは主に就職活動にて、英語学習の難しさや奥深さを知らない人達から「大学で英語を専攻してたのに、英検2級?TOEIC700?もっと頑張りなよw」というような心無い言葉を受けて自分の努力が全て踏みにじられたような惨めな思いをする事もありました。

しかし英検準一級を取得した現在は、「英検準1級ですかぁ…そんな世界想像もつかないです笑」という言葉をもらったり、自分自身の英語力をそれまで以上に誇らしく思えるようになりました。

そしてそれ以上に「自分の英語力、ちゃんとこれからも、これまで以上に自分の力で伸ばしていけるな」という自信までつきました。

この記事を読み終わる事には、ただ漠然と「難しそう…」と感じてモヤモヤしていた英検準一級に対するイメージがしっかりと固まって、「英検準一級はこれくらいの難易度で、こんな構成で、こんな試験!だからこう対策していけば合格出来る!」そんな風により具体的に英検準一級をとらえることが出来るようになりますので、ぜひ読んでみてください!

英検準1級の試験の構成

これまでに英検を受けた経験がある方ならピンとくるかと思いますが、英検は大きく1次試験と2次試験に分かれています。

1次試験はリーディングとリスニングをマーク式で、ライティングを筆記で解答していく試験です。

1次試験に無事合格する事が出来たら、その3~4週間後に2次試験に挑むことが出来ます。

2次試験はスピーキングスキルを問われる面接式の試験です。

それではそれぞれどんな問題でどんな事が問われるのか、具体的に見ていきましょう!

①一次試験

一次試験では、リーディング、リスニング、ライティングスキルについて以下のような問題構成で問われます。

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 問題の種類 解答形式
リーディング 短文の語句
空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。 25 短文
会話文
4肢選択
(選択肢印刷)
長文の語句
空所補充
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 6 説明文
評論文など
長文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。 10
ライティング 英作文 指定されたトピックについての英作文を書く。 1 (英作文なので問題文はない) 記述式
リスニング 会話の内容
一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
12 会話文 4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
12 説明文など
Real-Life形式の内容
一致選択
Real-Life 形式の放送内容に関する質問に答える。
(放送回数1回)
5 アナウンスなど

(出典:英検協会公式ホームページ)

全体を見てみると表のようになりますね。

では具体的な問題を挙げながら見て行きましょう。

リーディングのポイント3つ

短文の語句 空欄補助問題 英検が”単語ゲー”と言われる理由

まず1次試験の問題用紙を開いて、はじめに目に映るのがこの「短文の語句 空欄補助問題」です。

百聞は一見に如かずなので、実際の問題を見てみましょうか。


(出典:英検協会公式ホームページより2019年度第3回英検準1級問題用紙)

ご覧いただいている通り空欄に適切な単語を埋めていく問題になっています。
TOEICのように文法を問う問題も少なければ、ひっかけ問題も見たことがなく、知っているか否かのとてもシンプルな問題です。

ただし、シンプルな分単熟語のレベルは非常に高いです。

英検準1級の難易度が高いと言われる理由が「単語レベルの高さ」にあって「TOEIC800を持っている人でも、対策なしでは合格は難しい」と言われる理由でもあります。

そしてそれくらい単語レベルが難しいこの試験で、最も単語レベルが高いのがこの「短文の語句 空欄補助問題」なんですね。

しかし!
英検準1級頻出の英単語英熟語にしっかり対策していけば、素早く高得点も狙えます。ひっかけ問題等もないシンプルな、知っているか否かの問題ですからね。

しかも、全86点のうちの25問がこの「短文の語句 空欄補助問題」。
実に30%近くの問題数がここに集約されているわけです!

25問あるうち20問正答を目標にするなど、高い目標を立てて取り組みたいですね!

長文の語句・空所補充

短文の語句 空欄補充問題の次に配置されているのがこの「長文の語句・空欄補充」の問題。

実際の問題を見てみましょう。(出典:英検準1級2019年第3回)

このように長文の間に空欄があって、文と文の前後関係から適切な文や節を当てはめる問題になりますね。

長文は2つあって、一つの文章につき3つの空欄があるので、合計6問の問題がこの「長文の語句・空欄補充」になります。

本文の理解もそうですが、選択肢が長めなところも多く比較的難易度は高め。
本質の読解力だけではなく、この問題形式への慣れも必要になってきます。

最初は難しいと感じても感覚や傾向を体感で掴んでくれば安定して得点率は上がってきますので、過去問などを繰り返して経験値を積んでいきたいところですね。

長文の内容 一致選択

「長文問題」と聞いて一番最初に浮かぶのがこの形式なのではないでしょうか?
そう、長文の内容と最も近い選択肢を選ぶ問題となります。(出典:英検準1級2019年第3回)

上の画像のような、長文1つにつき設問が3つの問題が2つ。

そして最後に長めの長文と設問4つの問題が1つの合計10問です。

長文の語句・空所補充問題と比べて少し英文の量が多く感じられるかもしれませんが、読んでみると難易度はさほど高いものではありません。
むしろ、リーディングの得点源と言って良いでしょう。

第1問の難易度の高い単語力を対策してきた語彙力があればかなり読めるはずです。

内容も英語とは別に勉強になる内容である場合が多いので、正確に素早く読みながらも、読み終わった後に「勉強になった」と思えるような気持ちで取り組んでいきましょう!

ライティング

リーディングの次にはライティング問題があります。
実際の問題を見てみましょう。

(出典:英検準1級2019年第3回)

  • 与えられたTOPICについてエッセイを書くこと
  • 与えられた4つのPOINTSのうち、2つを使用したエッセイにすること
  • 導入・本文・結論の構成で書くこと
  • 120語~150語程度で書くこと

というような感じですね。

ザッとTOPICとPOINTSを見て、肯定と否定どちらの立場から、どんな理由でその主張をするのかを決めて書いていく運びになりますね。

採点は以下の4つを、4点満点で行われます。

  1. 内容(TOPICに沿ったエッセイになっているか?)→悪い例が英検協会公式ホームページに載っています。準2級の注意点とありますが、級は関係なく「こういう話のズレがあると大幅な減点の対象となる」という事を把握するのに非常に良いです。
  2. 構成(POINTSについて2つ触れているか?導入・本文・結論の構成で書かれているか?)
  3. 語彙(適切な語彙を用いているか?重複表現が目立たないか?)→さほど難しく考えずに、シンプルな英文で簡潔に書くことをおすすめします。
  4. 文法(文法上のミスはないか?)

実はこのライティング、英検の合格を狙う上でかなり重要なパートを占めているのをご存知でしょうか?

2016年に英検の採点方式が大きく変わり、99点満点で行われていたものが英検CSEスコアでの採点になったんです。(上述で少し触れましたね。)

それ以前は、ライティング問題が0点でもリーディングやリスニングが満点であれば一次試験の合格点に届いてしまっていたんですね。

しかしそれでは4技能をまんべんなく測れないということもあって、一次試験リーディング、リスニング、ライティングの総合点でスコア化されたんです。(英検協会公式ホームページでも、各技能のバランスが大切だと言及しています。)

ここで、思い出してください。
リーディングは41問、リスニングは29問ありますが、ライティングはこの1問だけで全てが決します。

つまり、ここで高得点を叩き出せばリーディングやリスニングで多少失敗してしまっても、この1問だけで大幅に取り返せるということ!

英検のライティングは、しっかりと対策をしていけば無理なく得点源にすることが出来ます。
現に私も、英作文どころか日本語の小論文すら経験が無かった段階から、たった1か月の対策で英検準1級のライティング問題を得点源にすることが出来ました。(具体的な勉強法についてはこちらの記事で詳しく解説してありますのでぜひご参照ください。)

そんな英検準1級のライティングについて、丁寧にわかりやすく解説した動画がありますのでそちらも是非ご参照ください。
↓↓

しっかりと対策をして、合格を確実なものにしたいですね!

リスニング

リスニング問題は大きくPart 1からPart 3に分かれています。

  1. 会話の内容一致選択 -12問-
  2. 文の内容一致選択 -12問-
  3. アナウンスなどの内容一致選択 -5問-

問題文は音声で流れますが、選択肢は問題用紙に書いてあります。

…TOEICを受けた事のある方ならここでハッと気が付いたのではないですか?

そう、問題用紙に選択肢が書いてあるという事は、つまり選択肢から問題を推測出来るという事!

なのでリーディングで時間を出来れば10分程度余らせておいて、その時間で選択肢を先読みしておくとグッと有利にリスニングを進めることが出来ます。

「英検はリスニングが鬼門」という声も多く聞きますので、過去問の演習の段階から時間配分を意識して十分に時間を使って先読みを行いたいですね。

 Part 1 会話の内容一致選択

Part 1は2人の短い会話文を聞いて、音声の最後に流れる問いに対して適切なものを答えるというもの。
リスニングスクリプトと選択肢を見てみましょう。
出典: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/201903/2019-3-1ji-p1kyu-script.pdf
出典: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/201903/2019-3-1ji-p1kyu.pdf

会話文も問題文も短文で内容も一般的なので難易度は低め。
ここを得点源にしてPart 2以降に備えたいですね。

 Part 2 文の内容一致選択

Part 2は、ナレーション形式の音声が流れた後に、問題文が2つ流れます。
一つの音声につき2つの問題文に答える必要があるということですね。

スクリプトと選択肢はこんな感じです。
出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/201903/2019-3-1ji-p1kyu-script.pdf
出典: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/201903/2019-3-1ji-p1kyu.pdf
音声の中からどの要素が聞かれるかが確定してない中で、情報を聞いて正確に解答する必要があります。

つまりここが一番先読みでの問題文の推測が活きてきます。

集中力が切れてくる時間帯でもあるので、なんとか集中して聴きもらさずに解答したいところですね。

Part 3 アナウンスなどの内容一致選択

リスニングの最後ですね。
少しだけ変わった形式なのでまずは問題用紙とスクリプトを見てみましょう。出典: https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/201903/2019-3-1ji-p1kyu-script.pdf

出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/pdf/201903/2019-3-1ji-p1kyu.pdf

問題用紙とスクリプトを見て、何か気づいたことはありますか?

そう、ご丁寧にシチュエーションと問題文まで書いてくれています。

その状態からナレーションが始まるのでこれまでのリスニングより親切に感じるかもしれません。

しかし気を抜いているとあっという間に聴きもらしてしまうのがリスニングなので、油断せずにいきたいところですね。

1次試験の時間配分について

リスニングの話が出た時に、「時間配分に意識を向けて先読みの時間を作りたいところ」とお伝えしました。
そこで「じゃあ、どれくらいの時間配分が理想なの?」と思われた方も多いのではないですか?

なので、実際に私が行った時間配分の組み立てをご紹介します。

もちろん、私自身も常にその通りに出来るわけではありませんでしたが、演習をする上で絶対にお役に立てると思いますのでご参照ください。

まず、1次試験全体の時間配分は120分。

そのうちの90分がリーディングとライティングの時間になります。

そこで、まず90分フルで使うと仮定した時の大まかな時間配分は以下の表の通りです。

リーディング 形式・課題 使う時間
短文の語句
空所補充
15分
長文の語句
空所補充
15分
長文の内容
一致選択
35分
ライティング 英作文 25分

しかしこの通りに進んでしまうとリスニングの先読みが出来ません。

なので、ここから逆算してリスニングの先読みに使いたい時間を生み出していきました。

リーディング 形式・課題 使う時間
短文の語句
空所補充
13分
長文の語句
空所補充
15分
長文の内容
一致選択
30分
ライティング 英作文 15分~18分

このようにすることで15分ほど先読みの時間を作り出しました。

大問1の短文の語句・空所補充は知っているか知らないかの問題なので悩む時間を削減。

大問2の長文の語句・空所補充は単純に難しいので時間は削減しませんでした。

大問3は何度も過去問を演習する事で読む速度と正確性を上げられます。なので思い切って5分削減させました。

そして、一番大胆に削減したのはライティング!
たった1か月間の対策でしたが、最も重要視して取り組んだパートがライティングで、「10分近く削減出来る!」という自信があったためここまで大胆に削減しました。

145語の文字を単純に書き写すだけの時間で10分強かかりはしますが(英語の写経記事参照)
実際、型に落とし込んでしまいさえすれば無理なく構成等含めて20分もかからずに書ききれるようになりました。

もちろんどこが得意でどこが苦手かは人によって千差万別なので、これをそのまま実行するのではなく、タイムスケジュールの方法として参考にしていただければ、グッと合格に近づけますよ!

2次試験

無事1次試験をパス出来れば、2次試験を受ける事ができます。
そしてそれに合格すれば、晴れてあなたは英検準1級の所持者です!

2次試験の構成は以下の通りです。

課題 問題の形式
ナレーション イラスト(4コママンガ形式)について英語でナレーション。1分間の準備時間あり。
質疑応答(No.1) イラストに関する質問に答える。
質疑応答(No.2 / No.3) 問題カードのTOPICに関する質問に答える。
質疑応答(No.4) 問題カードのTOPICに関する質問について、自分の意見を述べる。(環境やテクノロジーなどの社会的な内容)

二次試験については英検協会公式ホームページにて、バーチャル二次試験で体感出来ますので、それを見て臨場感を持ってみましょう。

一次試験の結果がわかってから早ければ3週間程度で対策をしなければならないですが、結果がわかってからでも対策は遅くありません。

1次試験を通過した受験者であれば、決して難しい内容ではありません。

ただし、対策をしないで迎えれば合格できるものも出来なくなってしまいます。

しっかりと過去問に目を通して、モデルエッセイから成功パターンを掴んでいくと良いでしょう。

また、意見を求められるというところで1次試験にてライティングを鍛えた事がそのまま活きてきます。

培った文章構成力を、2次試験のモデルエッセイに当てはめて学んでいくと非常に効率が良いですよ。

TOEIC800ホルダーでも難しい?準1級の難易度

英検準1級の難易度は、英検協会公式ホームページでは「大学中程度」としています。(出典:各級の目安)

しかしこの「大学中程度」という説明ではちょっと、というよりあまりにも、言葉足らずです。

「大学中程度」と聞くと「一般的な大学生の英語レベル」という印象を持ちがちですが(私自身もこの言葉を聞いてそんな印象を抱きます。)英語が得意な学生、英語が得意な社会人ですら英検準1級の取得は難しいです。
もちろん、大学のレベルにかかわらずです。

また、同じく英検協会から「高卒程度」と評されている英検2級の語彙力指数が3800~4000語なのに対し、準1級の語彙力指数は7000語程度。
倍近くの語彙力が必要になってくることが伺えます。

この記事の中でも何度か触れましたが、この語彙指数の高さがTOEIC800などのハイスコア所持者でも、対策なしでは合格する事が難しいと言われる理由です。(私自身もその評価に違和感はありません。)

そんな私が一番しっくりくる表現が「海外の大学に留学する大学生の中程度」です。

もちろん海外の大学で何かを学ぶ上で「困らないレベル」とは言いません。
しかし、専門分野を学ぶ上での基礎・土台的な語彙や表現をしっかり学べるのが準1級レベルです。

実際に私はカナダの大学へ語学留学を経験しましたが、やはり「語学を学びに行く留学」と「英語で何かを学びに行く」のとでは大きな隔たりがあると感じました。

その差こそが、この「準1級とそれ以下」の大きな隔たりによく似ていると感じます。

「海外の大学で専門分野を学びたい!」という高い志で英語を学ぶ学生の中で、中程度の英語力だと言うことが出来るでしょう。

英検準1級はTOEICに換算すると何点?

日本の英語資格の中で、英検と双璧を成すTOEIC。

英検準1級がそんなTOEICでどれくらいのスコアに相当するか気になるところですよね?

もちろん、前提として「英検とTOEICは別の試験。試験の形式も違えば問われる能力も違うのでそもそも換算するのは難しい」という話ではあります笑。

しかし、どちらも日本で英語力を計る上で非常によく用いられる試験なので、イメージとして持ってはおきたいですよね?

一般的に英検準1級はTOEIC800レベルと評価されていて、私もそれに違和感はありません。

ではその根拠についてお伝えしていきますね。

CEFR 英検級 TOEIC リスニング TOEIC リーディング
C1 1級 490 455
B2 準1級 400 385
B1 2級 275 275
A2 準2級 110 115
A1 3級 60 60

( 出典1:文部科学省 各資格・検定試験とCEFRとの対照表 出典2:IIBC TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表)

上の表は、ヨーロッパ共通言語枠=通称CEFR(セファール)と呼ばれる表を参考に作ったものです。
↓↓CEFRについての説明

CEFRはヨーロッパで作成された外国語学習者の習熟度レベルを示すガイドラインとして、欧米で幅広く導入されてきています。(出典:IIBC)

この表を見るとTOEICのリスニングスコア400とリーディングのスコア385を合わせて785になることがわかりますよね?

出典1の表を見てみると英検準1級の合格点が、ほぼピッタリCEFRのB2レベルに食い込んでいるような形になっているので、準1級の合格点ギリギリで合格した人がTOEICでスコア785に相当すると言えます。

ある程度点数に余裕を持って合格していれば、大体800に相当するという事になりますよね。

「あれ?TOEIC800の人でも英検準1級は対策しないと難しいって言ってたのに、英検準1級はTOEIC800換算なの?」
そう思った方はいませんか?

非常に鋭いご指摘だと思います笑
これについてはいくつか理由がありますが、一番の理由としては「そもそもTOEICと英検は違う試験。問われている事も違う。」ということが挙げられます。

そもそもTOEICって、スコアが300の人も、900の人も同じ試験を受けるじゃないですか。
対して英検は級別になっているために各難易度で挑めるんですよね。

それで、英検準1級はTOEICよりも全体の語彙のレベルが高いんですよね。
(これももちろんTOEIC特有の語彙などがあるため一概には言えませんが、全体を占める語彙の難易度は準1級の方が高いという話です。)

そのため、TOEIC800を超えていても、英検準1級の問題に直面すると面喰らいやすいんですよね。

そういったこともあって、「TOEIC800の人も対策をしないと英検準1級の合格は難しい」という事実と「英検準一級は、TOEICに換算すると大体800くらい」という解釈は矛盾しない。というのが結論です。

英検準1級の合格率はどれくらい?

英語系の資格に限らず、合格率って気になるところですよね?

英検協会は準1級に限らず、2014年より全ての級の合格率を明らかにしていません。

なので公式のデータを見る事は出来ませんが、2014年までの数字を見てみると15%程度で安定していることがわかります。(細かい数字なども後述しますね。)

一つ下の級である2級の合格率である25%ガクっと下がっていることがわかります。
加えて受験者総数も2級から25%以下になっているので、そもそも受験者のレベルが厳選された上で合格率が減っている事もあり、留学経験者や英語が得意な方でも簡単には取れない事がうかがえますね。

その分取得してしまえば、一目で「この人は英語が相当得意な人なんだ」と英語が得意な人の中でも差別化できますので、しっかりと勉強を重ねて取りに行きたいところですね!

英検準1級は何点あれば合格出来るの? 気になる合格点と素点について

英検に限らず検定試験や大学受験でも、”合格”を意識した時に真っ先に意識するのは”合格点”なのではないでしょうか?

何を隠そう、私自身がそういう動きをします笑

英検準1級の合格ボーダーは、以下の事を意識すると良いでしょう。

英検準1級の合格ボーダー

・一次試験|全体の7割程度
・二次試験|全体の6割程度

英検は元々、「何点からが合格」というような合格点を設けてはいません。
その年々の難易度も違えば、受験者の平均点も違うことが理由でしょう。

しかし、目安として英検協会は合格ボーダーについて

正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。(出典:英検協会公式ホームページ)

としています。

英検が2016年度より採用している「英検CSEスコア」にて、一次試験の合格ボーダーが1792/2250と全体の8割なのに対して、二次試験の合格ボーダーは512/750と全体の7割を指しています。

「1次試験で7割の正答率の受験者が多く合格している」という言葉と、英検CSEスコアの割合を考慮した時に、二次試験では6割程度の得点率で合格出来ると言う事が出来ますね。(2級以下のCSEスコアと得点率の割合を見てみても、同じことが言えますよね?)

以上の事から、1次試験は全体の7割程度、2次試験は全体の6割程度を目安にすると良いでしょう。

英検の中でも”準一級”を受ける人の割合は?

5級から1級まで7つの級に分かれる英検ですが、その中で準1級を受ける人がどれくらいの割合か気になりませんか?

表にすると以下のようになります。

英検総受験者数 英検準1級受験者数 割合
688,272人 70,269人 10.2%

総受験者数は688,272人、対して準1級の受験者数は70,269人。(2014年度、英検協会が受験者数などを公開していた中で最も新しい年度のデータです。)

なんとわずか10%程度!

英検受験者の中でも自信のある限られた英語学習者が受験していることがわかりますね。

それではそんな英検準1級に合格するためには、何を使って勉強すれば良いのでしょうか?

おすすめの教材を見て行きましょう。

英検準1級は何をすれば受かるの?私を合格に導いた、たった3つの教材

英検準1級の教材は、どれを選んだらよいのかわからないくらいにたくさん出ていますが、実はそんなにたくさんの教材に取り組む必要はありません。

むしろ取り組むテキストを絞ってそれらに集中した方が効果が高いです。
受験勉強なんかでも「良書を1冊極めた方が良い」とはよく言われますもんね。

実際に、私が取り組んでいたテキストはたった3種類です。

それでは、私を英検準1級の合格に導いたその3種類をご紹介しましょう。

私が実際に使っていた教材

①単語帳
まずはじめに取り組んだのは単語帳です。

英検準1級に挑む上で単語の比重が大きい事はすでにお伝えした通り。
単語を制する者は英検を制します。

私が取り組んでいた単語帳はこちらです↓↓↓

英検対策系単語帳のバイブル、旺文社の「出る順パス単」の準1級モデルです!

英単語帳は数多くあれど英検に特化した良質な単語帳といえばやはり旺文社のパス単ですね。

実際にここで学んだ単語を数多く過去問、そして試験本番で見ました。

準1級の語彙レベルに達するために必須の単語帳だと言えますね。

英単語の効率的な覚え方についても詳しく記事にしてあるので、そちらも是非ご参照ください。

②過去問
単語帳を5週くらいしてから、過去問に取り組み始めました。

単語帳での記憶が完璧でも、実際の試験で素早く解答したり、長文で出てきた時に素早く理解出来なければ合格は出来ません。

現に私が単語帳から過去問に移った時、正答率は5割かそれ以下でした。

ここで心が折れがち(私は折れました笑)なんですが、むしろそれくらいが正常で、むしろ単語帳で強化した語彙力をしっかり試験で活かすための練習こそが過去問演習というわけです。

実際に私は過去問の演習を通して合格点まで持っていきましたが、過去問演習で語彙力が増えたわけではなく、語彙力を問題演習でスムーズに発揮出来るようになったからこそです。

私が演習した過去問はこちら↓↓↓

英検の対策といえば王道の全問題集。

他の過去問も売ってはいますが、6回分もの演習が出来るのと解答解説がしっかりとあるという点で、この全問題集がやりやすかったです。

注意する点としてはリスニング音声のCDが別売であるという事。

リスニングの演習をする上で過去問の音声は必須ですし、ましてや英検準1級のリスニングは難易度高めなのでしっかりと対策をしたいところ。

英検準1級のリスニング対策はもっぱらオーバーラッピングをしていました。(私はTOEICでも英検でも基本リスニング対策はオーバーラッピング派です笑)

スピードや発音に慣れる事もさながら、同時にスクリプトや問題文の傾向を掴むこともできますし、全ての歯車がガチっとハマったような、この上なく効率的な勉強法ですからね。

オーバーラッピング法についても詳しく記事にしてありますので是非そちらもご参照ください。

③ライティング対策
私が英検準1級対策で最も力を入れたのがこのライティング対策。

というのも私が英検準1級を受験したタイミングは、英作文の形式が変わって間もなかった事、私自身が英作文や日本語での小論文の経験が無かった事、さらには採点法が変わった英検ではライティングの比重が大きくなったことが主な理由です。

英作文の経験がある方は過去問だけで感覚を掴むことも可能かもしれませんが、私は非常に不安だったため以下のライティング対策書を使いました。

その結果たった1か月の対策期間で、8割越えの得点率を叩き出し得点源とする事が出来ました。

そんな私が取り組んだ英検準1級ライティング対策書はこちらです↓↓↓

英検のライティングの問題形式が変わった事もあり、さまざまライティング対策書が出されていましたが、これを選んで正解でした。

一番のポイントは、実際の形式や難易度に忠実に作られている事。
TOEICなんかでも、その需要の高さゆえに「初心者向け!」と銘打った簡略化された問題集が売られており、「せっかく勉強したのに実際の試験で全然出来なかった!」というような教材や模試なんかもたくさんあります。

しかしこの一冊はしっかりと英検準1級の難易度に忠実に作成されていて、試験とのギャップを感じる事もありませんでした。

問題の収録数が多い全問題集でも6回分の演習なのに対して、この一冊はなんとテーマが24個と、そのテーマについて肯定と否定の2種類モデルエッセイが収録されているため、実質48回分の演習が出来ます。

そのおかげで、ライティングについてはかなり自信を持って試験に臨むことが出来ました。

具体的な勉強法は、この一冊を使ってのモデルエッセイの写経、その後全問題集を使っての実践演習をしていました。

モデルエッセイの写経についても詳しく記事にしてありますので、そちらも是非ご参照ください。

もし私がもう一度対策をするなら? その他のおすすめ教材

私は幸い一回で合格する事が出来ましたが、英検準1級は「一回では受からなかったよ~」という方が多いです。

実際私も一次試験の後、結果が出るまで「落ちたものとして考えて次の参考書を探しておこう」という思考で新たな教材を探していました笑(※試験後は決してネガティブにならないようにしましょう笑)

しかし、過去問演習は既に終えてしまっていますし、何に取り組めば良いだろう…?そんな風に困ってしまうこともしばしば。

もちろん、自分が演習してきてわからなかった単語や表現は引き続き勉強をするとして、新しく演習するものが欲しくなりますよね?

そこで、もし私が過去に戻って英検準1級の対策をするなら、という視点でおすすめの教材を紹介します。

一気に三つ挙げました。
そう、全問題集で演習が足りないなら分野別で圧倒的に演習量を増やしてしまおうという魂胆です笑

全問題集6回分しっかり単語と演習をしていれば、合格目前のレベルまでは来てます。

そこから先は結局、もう圧倒的演習量と試行回数で経験値を蓄積するだけなんですよね。

逆に言えば、それさえこなしてしまえば次の試験で合格点を余裕で超えるくらいの実力はつきます。

理屈じゃなく、演習量に比例して成果が出てくる感覚はここまで勉強してきた方ならすでにお持ちのハズ。

知らない表現を見つけるたびにワクワクして、自分がどんどん英語が出来るようになるのを楽しむような感覚で演習をこなすのが良いですよ!

まとめ

英検準1級に対して以下の視点からお伝えして来ました。

英検準一級に関するこの記事の全容

・問題構成と具体的にどんな問題が出るか
・難易度は、海外の大学へ留学を目指す人の中程度。TOEICに換算すると800程度だがTOEIC800とは違う難しさがある。
・合格ボーダーは一次試験が7割で2次試験が6割程度の正答率。
・合格率は15%程度。英検を受ける人の中で準1級を受ける人の割合は10%程度。
・実際に取り組む教材は、質の高いものを何回も演習するのが肝!

もしあなたが「英検準1級に挑戦しようかな?」と思ってこの記事を読んだのなら、もう既に挑戦するだけの知識はこの記事でお伝え出来ました。

私自身英検準1級に対して「準1級は留学経験者でも難しい資格だから…」というイメージがありました。
しかし、しっかりと対策をして挑みさえすれば必ず取れる資格でもあるんです。

そしてその過程で得た語彙力や読解力は必ず自分の自信に繋がります。

「あれ?自分の英語力、こんなもんで良いの?」そんなもやもやした不完全燃焼な感覚から、一気に「自分の英語力がようやく突き抜けた!」という感覚に至れました。

そしてそれ以上に「あ、自分の英語力、まだまだ伸ばしていけるじゃん」という感覚を、それまでよりグッと強く感じる事が出来ています。
それは、単に自信がついただけでなく「自分の英語力がしっかりリンクする事」に基づくものなんですよね。

ぜひこの記事でお伝えしたことを活用して、ぜひあなたも、そんな感覚に至れる事を願っています。

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