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英語発音は口真似が決め手!上手になるコツの見つけ方と効果的な練習方法をご紹介!

 

皆さんは、英語力があやふやなまま海外旅行した経験はありませんか?

せっかくの海外旅行であれば、現地の方とコミュニケーションをしたいですよね。

初めての国際線フライト、機内での客室乗務員とのコミュニーケーション、入国前のイミグレーションで係員からの質問など、誰でもワクワク・ドキドキの連続でしょう。

誰かに尋ねるにも最低限の英語力が必要ですが、発音に自信はあるでしょうか?

この記事では英語発音の真似について、コツ効果的練習方法についてご紹介します。

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監修者

Taka

3ヶ月でTOEIC900(今920)・試験対策ナシで英検準1級一発合格・1ヶ月でVERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)3カ国(オーストラリア・カナダ・アメリカ)・外資系/海外勤務経験・海外在住歴10年以上・アメリカ人と結婚/シャドーイング歴1年以上(シャドテンアンバサダー)・オンライン英会話英語コーチング/英会話教室/英語学習アプリ/子ども英会話の受講&取材経験39社以上

いざ海外へ!

フライトを終え、無事イミグレーションを通過していよいよ市内へ。

公共交通機関(バス、タクシー、地下鉄など)を使用、または送迎車があるかもしれません。

近年はICカード普及により、各国でも切符購入など簡単になりました。

ですが、購入方法がわからない場合、皆さんならどのように対処するでしょうか。

手持ちのスマホで検索しますか?またはヘルプデスクへ行って確認しますか?

いずれにしても、皆さんが勇気を振り絞って最初に声を出したり、何らかの英語でコミュニケーションをとる必要がやってきます。

初の海外渡航体験談

筆者自身、初めての海外渡航先は2003年10月のアメリカ西海岸サンフランシスコでした。

当時、外国語専門学校に通いながら、1か月間の短期留学プログラムへ参加を決意。

英語勉強においての4技能、スピーキング(speaking)、リスニング(listening)、ライティング(writing)、リーディング(reading)は特に問題なく、若干自分の英語力に過信していた部分もありました。

ここがすべての始まりだった

留学中、毎朝学校へ行く途中にスターバックスに寄り道をして、コーヒーをテイクアウトするのが楽しみでした。

生まれて初めてスターバックスへ行ったのもこの時です。

お店の中へ入り、笑顔が素敵な店員さんとの会話が始まります。↓

【会話文の内容】

店員:Good morning, sir!
筆者:Good morning, how are you today?
店員:Good! How about you, sir?
筆者:I’m good, thanks.
店員:What would you like today?
筆者:Can I have a cup of brewed coffee, please?
店員:Pardon me, sir?
筆者:Can I have a cup of brewed coffee, please?
店員:???
筆者:(心の声:困った、伝わらないよ)……A cup of coffee, please.
店員:Alright! What size would you like, short, tall etc.?
筆者:??? Can you please repeat it?
店員:What size would you like?
筆者:Tall size, please.
店員:for here or to go?
筆者:To go, please

今でも鮮明に覚えています。

コーヒー一杯を頼むのにどれだけ時間を要したことか(笑)

親切に対応してくださった店員さん、ご迷惑をおかけました。

何が問題だったのか?

専門学校在学中、ネイティブ講師の方と初めて英語でコミュニケーションをしたとき、少なからず恐怖心がありましたが、優しい講師陣に囲まれていたのですぐに慣れました。

しかしながら、初めて本場アメリカで英語を使った二十歳前後の私にとって、ややショックな気持ちでした。

この時の私の問題点を下記のとおりまとめてみました。↓

  • 私の声が単純に小さかった
  • 相手の目を見て話しをしなかった
  • 相手と会話の相性が合わなかった
  • 相手の英語が聞き取れなかった
  • 私の英語の発音が悪かった

いずれの点も会話する際には、とても重要なことですね。

おそらく、私はそのままカタカナ読みで「コーヒー」と発言したのでしょう。

意識的に「coffee(kˈɔːfi、kάfi)」と発音したつもりが、伝わりませんでした。

発音の重要性に気づいた!?帰国後に反省

「発音したつもり」と言ういい加減な考え方が、今回の私の初海外渡航での失敗談でしたね。

「どうすればストレスなく伝わるのか?」を念頭に置きながら、帰国後に反省したのは言うまでもありません。

今回の記事において皆さんに知っていただきたいポイントは「発音」です。

発音の重要性について少しずつ紐を解きながらご紹介していきます。

発音練習は難しい?

帰国後、英語への意識力をもう一度高めるため、在学中の発音およびスピーキングのレッスンは毎回真剣に取り組みました。

発音練習は正直なところ難しいと思われがちですが、私は下記のポイントを意識しながら取り組んでいました。

  • 音読を徹底的に試みた
  • 発音のレッスン時はネイティブ講師の方の「口の形」を見るようにした
  • 自宅学習時はシャドーイング(※)に充てる時間も増やした
    ※英語音声を聞きながら、後に続くように音声を復唱する訓練方法のひとつ

発音練習時の重要なポイントは、声に出してみることです。

周りの人の目が気になるようでしたら、声を出しているつもりで「口パク」でも良いです。

音読は発音練習に欠かせない!

従来から「音読」は英語教育の中でも、特に重要となる要素のひとつですね。

リスニングに自信がある方は、シャドーイングも活用していくことをおすすめします。

初めのうちは、発音アクセントを気にせず、聞こえたまま発声するのがポイントです。

ネイティブスピーカーの話し方に注目してみる

そして、筆者自身がネイティブスピーカーの話している姿、口の形を意識してみるようになってから、大事なことに気づきました。

↓↓↓BBC Newsより。キャスターの口の動きに注目ください!

身振り手振りも英語スピーカー独特の伝え方のひとつですが、本来の発音の原点は「口の形」を真似してみることも大事なことだと、私は考えました。

真似から始まる大切さ

学校のクラブ活動、社会の場でよく耳にする「習うより慣れろ。学ぶより真似ろ」という言葉がありますね。

小さな子供が親の言葉を真似て言葉を発するのと同じようなイメージです。

しかしながら、母国語「日本語」から第二言語「英語」を習得する過程において、簡単ではありません。

筆者自身は歌、身振りなどの物真似(ものまね)が特技かどうか?を問われたら、正直なところ「苦手です」と答えるでしょう。

ただ、英語の「音」を真似する特技はネイティブスピーカーの方から太鼓判を押されたほど得意な分野でしたが、残念ながら、音真似だけでは発音の改善はされませんでした。

もうひと手間、発音の特徴を理解すると共に、テクニックを磨く必要がでてきます。

発音のコツについて

ここからさらに一歩踏み込んで、発音のコツについてご紹介していきましょう。

英単語にはそれぞれ発音記号が設けられています。

そして、強調して発音する部分、これが「アクセント」となります。

アクセントの箇所は母音にあたる部分となります。

母音とは「ア(a)、イ(i)、ウ(u)、エ(e)、オ(o)」の音です。

今回は私たち日本人が英語学習するうえで、苦手とする発音記号、および特徴を筆者が学んだ経験も踏まえて、いくつかお伝えしていきます。

↓↓↓発音の構造についてもっと深く知りたい方へおすすめ!

発音記号「æ」「ʌ」「ɑ」「ə」

4つともに似たようで複雑な音の性質ですが、皆さんはどの発音記号に苦手意識がありますか?

【発音記号「æ」】

特徴:「エ」の口を作りながら、ゆっくり小さく「ア」を発する。
コツ:「エー」と言いながら、下あごを少し下げて「アー」。
例単語:bank, cash, exactly, man, sad etc.
おすすめ音読分:The man went to the bank to withdraw some cash.

【発音記号「ʌ」】

特徴:口は大きく開けず、口の奥から歯切れのよい「ア」を発する。
コツ:考え事をしているとき、ふと何かを思い出したときに発する「アッ!」のイメージ。
例単語:cup, fun, lunch, month, some etc.
おすすめ音読分:We bought some pancakes with a cup of tea for lunch.

【発音記号「ɑ」】

特徴:口を縦に指2本幅に開けながら、奥から「ア」を発する。「オ」の音に近い。
コツ:慣れるまでは口の形を作ってから、発音矯正するのがおすすめ。
例単語:bottle, cop, job, shop, want etc.
おすすめ音読分:I want to buy a bottle of water at that shop.

【発音記号「ə」】

特徴:曖昧な母音のひとつで、脱力感のある「ア」と「オ」の中間地点の音。
コツ:aboutを「アバウト」と発音したいところですが、「バウト」と発するイメージ。
例単語:about, again, behind, decision, forget etc.
おすすめ音読分:We have to make a decision about your schedule again.

現時点ですべて完璧に理解する必要はありません。

「æ」「ʌ」「ɑ」は訓練すればすぐに慣れますが、「ə」については完璧な発音は難しいですね。

「ə」はネイティブスピーカーの間では「シュワー(schwa)」と呼ばれています。

コツはとにかく「曖昧な音を発する」イメージで良いのです。

↓↓↓ネイティブスピーカーの「ə」の音を確認してみましょう。

発音記号「l」「r」

「l」と「r」の発音は日本人が特に苦手とする発音です。

【発音記号「l」】

特徴:舌先を上前歯に軽く押し当てながら、口全体の力を抜きながら音を発する。
コツ:日本語で「la(ラ)」「li(リ)」「lu(ル)」「le(レ)」「lo(ロ)」と発するイメージ。
例単語:collect, light, lemon, look, love, slow etc.
おすすめ音読分:Have a look at lemons! I love it.

【発音記号「r」】

特徴:巻き舌を作るイメージが強いですが、舌は口の中のどこにも触れないようにする。
コツ:小さく「ゥー」を発しがら舌が口の中のどこにも触れないように巻くイメージ。
例単語:restaurant, right, room, turn, wrong etc.
おすすめ音読分:Turn right at the restaurant.

「light」と「right」どちらも同じカタカナ読み「ライト」ですが、音の性質、舌の使い方が異なりますね。

筆者が紹介しているおすすめ音読分についてはあくまで例文です。

初めから早く読もうとせず、ゆっくり一語一句発音のポイントを意識しながら訓練することが重要です。

↓↓↓ネイティブスピーカーの「l」と「r」の音の違いを聞いてみましょう。

発音記号「f」「v」

「f」と「v」の発音の特徴はいずれも上の前歯で下唇を軽く噛むイメージですが、音の発し方が異なります。

【発音記号「f」】

特徴:上前歯で下唇を軽く噛んで、唇と歯の間から息を吹くように発する音
コツ:音の構造は「エ」と「フ」ですが、「フ」の音は発せず息を吹くようなイメージ
例単語:fifteen, first, floor, laugh, office etc.
おすすめ音読分:There are fifteen desks in the office located on the fist floor.

【発音記号「v」】

特徴:上前歯で下唇を軽く噛んで、唇と歯の間から息を吹きながら音を発する
コツ:「f」と構造は同じですが、「ブー(ヴ)」と息を吹きながら音を発するイメージ
例単語:drive, have, move, van, village etc.
おすすめ音読分:We have moved to the village by van.

この2つの発音については、意識して発することでコミュニーケーションの場において役立ちます。

特に「b」と「v」はどちらも同じ音のようですが、「ban(禁止)」と「van(小型トラック)」は全く意味が異なります。

ネイティブスピーカーとコミュニケーション時に誤解を生んでしまうこともありますので、しっかりと口の形を意識しながら訓練に臨みましょう。

↓↓↓ネイティブスピーカーの「f」と「v」の音の違いを聞いてみましょう。

発音記号「θ」「ð」

「θ」「ð」の発音を含む英単語は日常会話で多く存在します。

【発音記号「θ」】

特徴:上前歯と下前歯で舌を軽く挟んで、「スー」と息を押し出すように発する音
コツ:舌はあまり突き出さず、挟んだ隙間から自然に息を押し出すイメージ。
例単語:bathroom, mouth, thanks, think, something etc.
おすすめ音読分:I often think something with moving my mouth.

【発音記号「ð」】

特徴:上前歯と下前歯で舌を軽く挟んで、ザ行の音を震わせながら発する音
コツ:舌はあまり突き出さず、挟んだ隙間から息を震わせながら音を作るイメージ。
例単語:the, they, that, this, together etc.
おすすめ音読分:They together will go to the restaurant this afternoon.

お礼を言う際の「thanks, thank you etc.」、何かを指すときの代名詞「this, that etc.」はよく使いますよね。

「θ」は無声音(unvoiced)、「ð」は有声音(voiced)。

音の有無に違いがあるだけで、口の作り方は同じなので難しくありませんね。

↓↓↓ネイティブスピーカーの「θ」「ð」の音の違いを聞いてみましょう。

発音練習の効果的な方法は?

今回の記事では「æ」「ʌ」「ɑ」「ə」「l」「r」「f」「v」「θ」「ð」をご紹介しました。

他にも様々な発音記号がありますが、日本人が特に苦手とする記号のみ選びました。

それでは「発音練習の効果的な方法は?」について探っていきましょう。

便利な機能は積極的に活用してみよう!

英語を真剣に学んでいた専門学校在学中、スマホでいつでも動画視聴ができるネットワーク環境はありませんでした。

私が現在の環境を活用するなら、↓↓↓今からでもチャレンジしたい項目です。

  • Youtubeなど動画サイトを活用し、ネイティブスピーカーの発音を真剣に視聴する
  • 用途に合わせてスマホで便利なアプリを活用する

この方法が一番手っ取り早く、気軽にできる訓練方法だと私は考えます。

ただし、動画視聴は一方的に受け身なので、動画を観ながら口の形、音の発し方は口真似するくらいの気持ちで取り組むことが大事です。

実践感覚で発音矯正にチャレンジ↓↓↓

相手に伝わる英語術を鍛えるには?

発音のコツについてこれまでご紹介してきました。

英会話において一語一句、正しく発音して発言することはとても大事なことです。

しかしながら、第二言語を学ぶ我々日本人にとって大きな壁があります。

それは、生まれた時から「英語耳」になっていないことです。

訓練次第で、英語力を短期間で飛躍させることもできますが、一日二日で改善できる問題ではないのが現実ですね。

少しでもネイティブの英語に近づけるための「英語術」についてもう一山超えていきましょう。

音の連結(Linking)を知る

単語と単語を連結させて発する方法を「Linking」と言います。

皆さんが英語学習において、無意識のうちに使っていることがあるかもしれません。

↓↓↓例題をご参考ください。

例題1:Can_I「キャン アイ→キャナイ【kænái】nとIを連結
例題2:put_out「プット アウト→プッタウト【pútáut】tとoを連結
例題3:with_us「ウィズ アス→ウィザス【wiðə́s】thとuを連結

例題1から例題3をご紹介しましたが、「聞いたことがある」「使ったことがある」など思い当たりませんか?

日本語で相手に感謝を示すときの5文字は?
「thank_you」も「k」と「y」が連結していますね。

他にも様々な単語の連結はありますが、単語と単語を分けて発音するより連結させた方が簡単に発音できることもあります。

↓↓↓ネイティブスピーカーの「Linking」を確認してみましょう。

音の脱落(Reduction)を知る

ネイティブスピーカーの会話、およびリスニング問題に取り組んでいるときに下記のように聴こえたことはありますか?↓

“Did you have a good time with your friends last night?”

「good time」の部分を「グッドゥ タィム」と発音していますか?

おそらく、ほとんどの会話文では「グッタィム」と発音していることが多いと考えられます。

この時の発音記号は「gú(d)táim」となりますが、(d)の音を消して発音しています。

これを「脱落(Reduction)」と言います。

↓↓↓例題をご参考ください。

例題1:hot milk「ハットゥ ミゥク→ハッミゥク【há(t)mílk】(t)が脱落
例題2:sit down「スイット ダウン→スイッダウン【sí(t)dáun】(t)が脱落
例題3:take care「テイク ケア→テイッケア【téi(k)kέər】(k)が脱落

先ほどの連結と音の性質は異なりますが、ご理解いただけましたか?

このように音の性質を把握しておくことで、苦手なリスニング問題でもうまく聞き取れるようになるかもしれませんね。

Good luck for learning your English”

「グゥドゥラック」とは発音しません。

グゥラック」と発音しましょう。

↓↓↓ネイティブスピーカーの「Reduction」を確認してみましょう。

発音のまとめ

ここまでの記事は発音の重要性、発音の練習方法、コツ、音の性質(連結、脱落)について紹介しました。

内容をまとめましたので、ご覧ください。↓↓↓

  • 初めての海外渡航時に発音の重要性に気づいた筆者の体験談
  • 発音上達は音読の反復訓練、ネイティブスピーカーの口の形を真似することが重要
  • 発音のコツを理解するとともに、動画視聴やアプリをうまく活用して訓練すること
  • 発音の仕組みに慣れてきた段階で、音の性質(連結、脱落)について研究してみること

以上が、今回の記事の内容となります。

発音上達のためにも日常生活から拾った英語は、聞き取ってすぐにリピートできる習慣を身につけていきましょう。

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