この記事ではシャドーイングを200日継続している私がシャドーイングのやり方についてまとめました。
これまでのシャドーイングの経験の中で手に入れた知見やコツとシャドーイングのプロから習得した知識を集結しています。
シャドーイングのやり方がわからないかたはぜひ参考にしてみてください。

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シャドーイングとは
シャドーイングのやり方
音声だけを頼りに、聞こえた音声の2〜3後遅れて聞こえた音声をそのまま発話して再現するトレーニングです。
shadow(影)のように遅れてついていくことから、シャドーイングと呼ばれています。
同時通訳者のトレーニングとしても使われています。
シャドーイングの大まかな流れは以下のとおりです。
1 | まずはじめに | 教材選定 |
2 | 事前準備(初日のみ) | 音源の確認(聞く・意味の確認) |
3 | 練習 | ・オーバーラッピング ・音読 で音の変化を再現する |
4 | 実践 | シャドーイング 必要に応じて速度を変更しながら精度をあげる |
5 | 振り返り | 録音して自分の音を確認、分析 |
シャドーイングの目的と得られる効果
リスニングにとても効果的なトレーニングです。
具体的には音声情報の脳内蓄積が主な目的となっており、正しいやり方で行うことで聞き取れる音が増えていきます。
その高い効果から、多くの英語コーチングスクールでもリスニング力アップのトレーニングとして取り入れられています。
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シャドーイングの注意点
正しいやり方で行わないと効果が低減する
シャドーイングは正しいやり方でトレーニングしないと効果が低減してしまいます。
効率的にシャドーイングを行うには、自分のレベルに合った適切な教材選定を行い、1つの教材に対してどのくらいやるべきなのか、適切なトレーニングのステップ・時間・頻度、を理解している必要があります。
上記のどれかが間違っていると、効果が低減します。
さらに効果を感じるまで時間のかかるトレーニングであるため、効果を実感できないと不安になったり、モチベーションが落ちてしまうものです。
結果、継続できず挫折する人も多いです。
このように、ただやればいいというわけではなく、シャドーイングは奥が深く簡単なトレーニングではありません。
やってはいけないこと
シャドーイングをするときは、音に集中をしてその音を再現するトレーニングです。
何度も同じ教材をやっていたり、スクリプトを何度も見ると、長い文章を覚えてしまうことがあります。
人間の脳は楽をしたがるため、油断すると記憶に頼ったシャドーイングになってしまいます。
そのため、記憶に頼るのではなく、音を意識して聞こえた音を再現するようにしてください。

シャドーイングのやり方【シャドテン】
シャドーイングのやり方は、探すとたくさんあります。
そのため、結局どのやり方をすればいいのかわからなくなると思います。
ここでは、実際に私が200日以上続けて効果を実感していて、かつツイッターなどのSNSでも効果を実感しているというツイートが多い、シャドテンのやり方をもとに解説をしていきます。
教材を選ぶ
教材は1分くらいの音声を選びましょう。
推奨レベルは自分のレベルより若干高めを選ぶと良いと言われています。
シャドテンでは1分くらいの音声の教材を、4日間同じ教材を続けて行います。
4日目で完成できなかった場合でも次の教材に移ります。
その理由は、暗記に頼ってしまうということと、いろんな音データを集めるのが重要なため、同じ教材に固執するのは効率が悪いためです。
1日目|シャドーイングの準備
1日目は初めての教材ですので、シャドーイングまでやると30分をオーバーすると思います。
1日目は
- 音源を聴く、
- 内容の理解、
- オーバーラッピング (スクリプトを見ながら音源に合わせて一緒に発音)
の3点までやって、ここまでで録音してもOKです。
明日のシャドーイングへの準備を整えます。
以下1日目の参考スケジュールです。
1日目の参考スケジュール | ||
1 | 音源を聞く | 1分 x 3回 |
2 | 日本語訳を読み、知らない単語の発音を確認 | 5〜10分 |
3 | オーバーラッピング | 10回(目安)10〜15分 |
4 | シャドーイング | 15回(目安) |
5 | 録音を提出 | 2分 |
2日〜4日目|正しいシャドーイングの方法
シャドーイングとは音源を聞き聞こえた音を真似して発話するトレーニングのこと。
音源から2~3語遅れて発話すること、イヤホンをして実施すること、1つの音源を3~4日間繰り返し練習することを意識して頑張りましょう!
2〜4日目のスケジュール | ||
1 | 自分の音声と添削の確認 | 3分 |
2 | シャドーイング | 1分 x 20〜30回 |
3 | 録音を提出 | 2分 |
添削の活用方法
自分だけでは発話の精度は確認しづらいもの。
添削を見てしっかり振り返りましょう。
集中的に練習しやすい2~3点に絞って改善箇所を提示してあるので、無理なく精度を上げることができます。
苦手箇所は音読や速度を落としてのシャドーイングがおすすめです。
シャドーイングにおすすめのヘッドホン【実際に愛用】
シャドーイングに私が愛用しているのはBOSE QUIETCOMFORT 35です。
このヘッドホンがシャドーイングにいい理由は、もちろんシャドーイングがやりやすいからです。
以下なぜやりやすいのかについてまとめました。
- 片耳がやりやすい
- ノイズキャンセリング機能がついている
- 音量の上げ下げと停止がヘッドホンでワンボタンででき、押しやすい
- 充電が早い(15分〜30分で満タンになります)
- 充電が長持ちする(10時間くらい?忘れましたが全然1日使えるレベル)
- Bluetoothでワイヤレス、スイッチオンでスマホに簡単に自動接続できる
最近流行りのアップルのAir Pods Proを持っている人も多いのではないでしょうか。
私も持っていますが、シャドーイングには使用していません。
理由としては、
- 電池の減りが早い(確か充電器に入れればすぐに充電はできたはずですが。)
- イヤホンが小さくて音量の上げ下げや停止が操作しにくい
- 片耳にするときにボタンに触れて意図せず停止になったりする
といった感じです。
使いやすさはBose QuietComfortのほうが上です。
シャドーイングで音は聞き取れるのに口が回らない理由
音を口で再現できていない
音は聞こえていても、発話するときにその音で再現できていない場合は、音声についていけないことがあります。
例えば、put it offはプリロフと再現するべき箇所を、プットイットオフと発話していてはおいつきません。
うまく追いつけないと言った箇所は、どこかしら省エネできていない場合が多いです。
よく聞き直して、どこが再現できていないのかを確認してみてください。
確認できたら、その短い箇所だけをAB機能で区切ってスローにして同じ音が再現できるように練習しましょう。
オーバーラッピングでついていけるようになったら、音声と同じスピードで再現できる証拠です。
シャドーイングで何十回も練習をしてついていけるようにします。
短い区間ができたら次の短い区間を練習して確実につぶしていくのがおすすめです。
面倒ではありますが、いくつか再現できていない箇所が連なっているとそのたびに遅れて口がついていけなくなります。
できるようになってもまた次の日になるとついていけないこともよくあるはなし。
気にせずまたやり直して練習を続ければ言えるようになります。
口の筋肉が鍛えられていない
もうひとつの原因は英語の口の筋肉が鍛えられていないというパターン。
やはり口や舌の動かし方がなれていない、英語を話すときに必要な筋肉を使っていないとその動きを出すのも難しいです。
シャドーイングは発音がよくなるのは副次的効果であり聞き取れるようになるのが本来の目的です。
なれていない場合は特に完全に全く同じは難しいので、スピードについていけるようになればOKです。
またシャドテンでは発音の再現まではサポートしていません。
極めたい場合は、どうやればまったく同じ音が出るのかいろいろ舌や息の強さを考えて練習するといいです。
自分で録音して再現すれば違いもわかります。
口の筋肉の鍛え方
口の筋肉の鍛え方としておすすめなのは以下で解説されている割り箸トレーニングです。

また以下のサイトも口の筋肉を鍛えるのに役立ちますよ。

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ネイティブの音が再現できない原因と解決法
何でこの音になる?どう発話すればそうなるの?
何度聞いてもなんて言ってるのかわからない。
再現しようとしてもどう発話してるのかわからない。
こういった場合は自分が知らない口の動かし方をしている可能性があります。
ネイティブが使う舌や口の筋肉は日本語を話すときには使用しない筋肉を使用することが多いため、音で予想してまねをすることになるでしょう。
その音を見つけるのにおすすめの方法のひとつは、まずはゆっくりと教科書通りの発音で続けて音読をします。
それを徐々に早口にしていくとどこかで省エネをしないと発話できなくなります。
するとどこを省エネ発音すれば言いやすいか気付けるでしょう。
発話ではなくブレスや弾く音になっている
声をだしているというよりも、唇でパッと破裂させたり、ヒューっと空気を出して音をだしていることもあります。
発話といえば声をだすイメージがありますが、実は声というより舌や唇や空気の摩擦音になっている場合もあります。
口の中で舌の動かし方をショートカットしている
発話するときに音と音の間で口の中で舌の動かし方などでショートカットしていることもあります。
例えば、importantだとインポータントではなく、インポーゥンになります。
このときのtの音は口の中で飲み込まれて奥のほうで小さく発話していて、さらに最後のtは消失しています。
そのため小さいゥのような音になります。
インポータンだとちょっとポーからタンにいくのにタを強く発音するとンまで時間がかかっていいにくいですよね。
楽をするイメージです。
強弱がついている
弱く発話されると、普段の音とは違う音に聞こえます。
theがナになったりするのはまだわかりやすいほうです。
もう早くなるとandがエンを通り越して、ンに近くなったりします。
冠詞のaは、その後の単語にひっついて声というよりンに近くなることもあります。
an appleだとアナっぽぅというよりンナッポゥに近くなります。
小さいし短いです。
また逆に強調されているときははっきりとァと発話されることも当然あります。
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シャドーイングを効率良くすすめるコツ
カタカナで聞こえたままに書き出してみる
うまくできない場合は、耳で聞くだけでなく聞こえたままにカタカナで書き出すといいです。
そのカタカナを音読してみましょう。
聞こえたままにスペルをふってみる
カタカナにしてもどうもうまく発話できない場合は、聞こえたままにスペルをふってみます。
意味はないけどこんなスペルが並んでいたら音声の音と同じになるようにふります。
それを音読してみましょう。
口は大きくうごかす
口の動きが小さいと音声の音が再現しにくくなります。
英語の音は日本語よりも大きく舌や口の筋肉を使うので、大きく口をあけたほうが再現しやすくなります。
強弱を意識する
英語は強弱の波があります。
その波にそって弱く発話するときは筋肉をゆるめると、言いやすくなるでしょう。
話者を演じてみる
話者の感情や動作なども真似るようにすることで発話しやすくなることもります。
お手本の発音記号や音を確認する
Weblio辞書の発音再生機能などで、単語単位の正しい発音を確認してみるとそもそも自分が思ってた発音とは違うことに気づけることもあります。

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シャドーイングのよくある質問
WPMとは?
WPMは、Words Per Minute の略で1分あたりに読める単語の数を表す指標です。
リスニングのWPMは1分間の音声に話された単語の数で計測できます。
聞き取れた音声を書き出してみてどのくらい書き出せたのかを測れば、そのWPMでどのくらい聞き取れるのかを知ることができます。
自分の声がかぶさるのでシャドーイングが難しい
シャドーイングではヘッドホンを使用してやることで、自分の声がかぶさってしまうのを防ぐことができます。
また、片耳イヤホンにすれば片方で音声に集中し、片方で自分の声を確認できるのでやりやすいのでおすすめです。
両耳をふさぐ場合は、自分の声が聞こえなくなりますが、録音をしておくことで自分が聞き取れてない部分を確認することができます。
小さい声でやることでより音が聞こえるようにもなります。
シャドーイングにおすすめのヘッドホンは?
おすすめなのは、
- ノイズキャンセリング
- 音量調整と再生/停止が耳元ですぐできる
- bluetooth
の3つの機能がついているものです。
一番おすすめヘッドホンは、BOSE QUIETCOMFORT35です。
上記に加え、
- 充電がとても早い(15分〜30分で満タン)
- バッテリーが長持ちする(体感10時間は持つ)
- バッテリーがあといくらかスイッチオン時に教えてくれる
ので音楽を聞いたりジムのお供などいろんな場面でとても便利です。
音の変化をどうやって文字に起こせばいいのか
音だけを頼りに聞こえたままをカタカナにするとわかりやすいです。
しかし英語の音は全てを日本語のカタカナに適合するわけではないですし、話者によって音も違うので正解があるわけではありません。
声ではなく、息を出すときの摩擦音や舌で弾いている音に変わることもあります。
カタカナにしても理解しにくいときは、聞こえたままを英語のスペルで書き起こしたり、カタカナに一部英語を入れるなどすると理解しやすくなります。
英語のなまりはどう学習するべきか
アメリカ英語でまずはWPM180までリスニング力を鍛えてから、なまりの教材にチャレンジすると効率がいいのでおすすめです。
ある程度アメリカ英語で基準音をマスターしておけば、その基準音が派生したなまりにもある程度対応できるようになります。
2〜3語遅れて発話するのが難しい
シャドーイングは負荷の高いトレーニングなので最初は難しいです。
しかし、同時に発話したり文字を見ることから抜け出せない、記憶に頼ってしまうのはもったいないです。
最初は、0.5語〜1語遅れでもいいので聞きとったすぐあとを発話するようにしてみましょう。
自分の声がかぶさる場合は、最初はつぶやくように発話することから始めても大丈夫です。
慣れもあるのでまずは続けてみましょう。
おすすめの教材の長さ
短すぎるとおぼえてしまう、長すぎると反復回数が追いつかないといったことがあります。
おすすめの教材の長さは、40秒〜1分くらいの教材です。
1日30分の学習で、20回〜30回を繰り返すのが目安です。
サイクルとしては4日目で全文再現を目標とし、4日目でマスターできなかったとしても5日目からは新しい教材に進みましょう。
長く繰り返すと記憶に頼ってしまいますし、いろんな音に出会い、いろんなバリエーションの音データを貯めることが大切です。
同じ教材を何回繰り返せばいいのか
シャドーイングは1日で終わるトレーニングではなく、自分の声を録音してできていなかったところをひとつずつ潰し、その音の変化のデータを頭に刷り込んでいきます。
1日30回やれば、3日〜4日継続することでおよそ100回の反復になります。
100回くらい繰り返してやっと音がデータベースに蓄積されるとおぼえておくといいでしょう。
シャドーイングは初心者でも効果あるの?
正しいやり方でやれば、初心者の方でも効果があります。
心配な方は、ぜひシャドテンの7日間の無料体験を試してみてください。
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実際にプロに指導してもらうことで、納得ができるはずです。
まずは無料でやってみて、これならできると思えばまずは1ヶ月でもやってみるといいでしょう
シャドーイングはもともと長期戦なので効果を実感するのに時間はかかります。
英語上級者の方と比較すると英語初心者の方は英語学習自体に慣れていないと言えます。
そして同じWPMを目標とした場合、やはり英語初心者の方のほうが時間はかかります。
不安な方はシャドテンのようなサービスを利用するといいでしょう。
音のルールは無限にあるのでは
確かに音のルールは無限にありますが、連結・脱落・フラップのt・弱系、と大きく4つのパターンに分けられます。
音のデータを蓄積していくなかで、このときはこういう音になるといったパターンが体感でわかってきます。
そのため、やればやるほどカバーできる範囲は増えていくでしょう。
シャドーイングをやるときは自分の声にも注意を向けるべきか
結論、自分の声は録音したときに確認できるため、音だけに集中すればOKです。
ネイティブレベルのWPMはどのくらいか
ネイティブがネイティブ同士で手加減なしで会話するのがだいたいWPM180くらい。
早く話す人だとWPM190〜200くらいです。
ネイティブレベルを目指す方の目安としてはWPM180が問題なくできるレベルを目指すといいでしょう。
シャドーイングに文法力や語彙力は必要なのか
必要ありません。
シャドーイングは聞こえた音を真似するトレーニングです。
まとめ
英語学習始めるのに遅いということはありません。
英語学習やろうと思った時があなたの始めるとき!
今英語学習やりたいと思っている方はそのモチベーションが高まっている今、すぐに行動を開始しましょう!
シャドーイング始めたいけど、一人じゃ不安なかたはぜひ一度シャドテンの無料体験を受けてみてください!
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