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英語が話せる人がかっこいいのはなぜ?心理学と経験と口コミで分析!

英語が話せたら、自分はもっと魅力的になれるだろうか…?」

「英語を話せる人って、なんであんなにかっこいいんだろう?」

「英語を学ぶ人は多いけど、かっこよく話せる人とそうでない人の違いってなんだろう…?」

そんな疑問を持ったことが、一度はあるのではないでしょうか?

事実、英語を話せる人は格好良いと思う人はとても多いです。

私自身英語を学び、半年の語学留学をしてからというもの「めっちゃ流暢に英語話すじゃんw」「良いよなぁ~英語話せたら格好良いよなぁ」と、たびたび友人から言われます。

しかし、英語を学ぶ元々の動機というのは「英語が話せる人は称賛されているようだし、何よりかっこいいじゃん!」という単純なものだったりします笑。

ただ、そうして英語に注力していなかったら、それ以前のように何に対しても無気力だったかもしれません。
そう思うとぞっとします。

英語には、本気で努力したいと思わせるような「自分への期待」…平たく言うとかっこよくなりたい、モテたい欲求を引き出す力があると思っています笑

この記事では、英語を話す人の格好良さやその根拠、かっこいい英語とは何かについてお伝えしていきます。

この記事を読み終わる頃には、目指すべき「かっこいい英語像」がくっきりとイメージ出来るようになりますよ!

目次|項目をクリックで該当箇所へ

日本人は英語が話せる人はかっこいいと思っている人が多い?【ネットで見かける意見】

SNSなんかを眺めていると、意識していなくても英語に憧れる人を見かけませんか?


私が軽くツイッターを覗いただけでもこれだけの声を聞くことが出来ました。

やはり英語を話せる人に対して「かっこいい」と感じている人をよく見かけますね。

では、なぜ日本人は英語が出来る人に対して「かっこいい」という感情を抱くのでしょうか?

英語が話せる人はかっこいいのはなぜ?

ネットの意見や口コミ

英語が話せる人がかっこよく見える理由について、いくつか見て行きましょう。

・「人には出来ないことができる人はかっこいいと思う。かなり頭がよさそうに見えるから」(24歳/食品・飲料/専門職)

・「自分が出来ない事だから、ペラペラ話しているだけでも魅力的に見える。かっこいい」(26歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

(引用:女子には好印象? 英語を話せる男子に魅力を感じる⇒●●%)

↑↑↑「多くの人に出来ない事を出来る人は格好良い」という意見ですね。

ここ数十年で日本においても英語の需要は高まり続けているにも関わらず、いまだ日本人の英語に対する苦手意識は強いです。

そんな中で、英語が話せる人は「自分に出来ない事をやってのける優秀な人」と映るのでしょう。

・「やはりコミュニケーションを一人でも多くとれる男はかっこいい」(27歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)

・「コミュニケーション能力が高くて好奇心がありそうだし、知的そうだから」(29歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

(引用:女子には好印象? 英語を話せる男子に魅力を感じる⇒●●%)

↑↑↑コミュニケーションの能力の高さがその人を魅力的に見せるという意見です。

コミュニケーション能力や、そこから来る友人の多さ、幅広さは人を魅力的に映しますよね。

英語をはじめとする外国語学習は、そんなコミュニケーションの幅を広げる手段として認知されていて、それを駆使する様にかっこよさを見出すようですね。

科学的根拠で分析

先ほど挙げた「英語が話せる人をかっこいいと思う理由」について、実は科学的根拠から説明することが出来ます。

①人に出来ない事を出来る人はかっこいい→希少性の法則
希少性の法則とは、心理学の言葉です。
<人は、いつでもどこでも手に入るものよりも、数が少ないものの方が価値が高いと判断しやすい>というものです。

どこにでもあるチェーン店のラーメン屋さんよりも、個人経営の美味いと評判なラーメン屋さんの方が美味しいと感じやすいのと似た現象ですね笑

希少性の法則について、社会心理学者のステファン・ウォーチェルの有名な実験があります。
実験の詳しい内容です。↓↓↓↓

AのクッキーとBのクッキーを用意し、被験者にそれぞれ食べてもらった上で味を評価するというもの。

Aのクッキーは瓶の中に10個
Bのクッキーは瓶の中に2個

中身のクッキーは全て同じものです。

にも関わらず、被験者の多くが「Bのクッキーが美味しかった」と答えたのです。

このことから、<人は、いつでもどこでも手に入るものよりも、数が少ないものの方が価値が高いと判断しやすい>という事が出来るという事です。

さらにこの希少性の法則には、「それが希少である理由」が付与されると、より信憑性が増すという性質があります。

例えば、英語が話せる日本人は希少です。
なぜなら英語の習得は一朝一夕では成し得ないからです。

↓↓↓以下の図はTOEICのスコアを伸ばすために必要な勉強時間を表した図です。

ターゲットスコア
現在のスコア350450550650750850950
250200425700950115014501750
35022545070095012251550
4502254507009751300
5502254507251050
650225500825
750275600
850325

(出典:Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6)

表によると、もしあなたがTOEIC受験者の平均スコアである550をお持ちだとして、上位スコアである850を取るために725時間。950を取得するとなると1000時間を超える勉強時間が必要になります。

さらに、TOEICを初めて受ける際にいきなり平均点である550を取れる人は少ないです。
つまり、550未満のスコアからのスタートであれば、それ以上の時間が必要だと言う事が出来ます。

そしてTOEICの満点が英語の習得のゴールではありません。もっと先があります。
というより、TOEIC900に至る頃には、TOEIC900で満足しなくなるんですよね。

このように、英語が話せる人は「人が出来ない事をやってのける」というかっこよさがあり、そこには希少性があります。
希少性はその人を魅力的に見せ、さらにそこには「一朝一夕で得られるスキルではない」という理由があります。

以上の点から、科学的根拠から見ても英語を話せる人は魅力的に映るのでしょう。

②コミュニケーション能力や、そこから来る友人の多さ、幅広さは人を魅力的に映す
英語をはじめとする外国語学習は、そんなコミュニケーションの幅を広げる手段として認知されているようですね。

コミュニケーションは自分自身を魅力的に映す大きな手段ですし、そこから来る友人の多さも非常に大きな役割を果たします。

カリフォルニア大学の研究によると、グループでいる人は単独でいる人よりも魅力的に映るとしています。

その根拠としてはグループで行動していると脳のメカニズムによって自動的に顔が平均化されネガティブな情報が薄れ… というようなことが書いてありますが、要するに「友人たちと行動する人は魅力的だ」というのはみなさんも感覚的にわかるかと思います。

英語は今やアメリカやイギリスをはじめとした英語圏の国だけのものではありません。いまや国際語です。
それがコミュニケーションツールとして大きな役割を果たし、交友の幅をドンと広げる事は間違いありません。

以上の事から、英語はコミュニケーションツールとして大きな役割を果たし、交友の質と幅を大きく広げ、それは人を魅力的に、かっこよく見せるということが出来ます。

英語が話せる人はモテるのか

Q.女性に質問です。英語を話せる日本人男性に魅力を感じますか?
魅力を感じる……88.6%
魅力を感じない……11.4%

(引用:女子には好印象? 英語を話せる男子に魅力を感じる⇒●●%)

↑↑↑なんと、英語を話せる日本人男性に魅力を感じる女性は9割近くにのぼります!
(もちろんこの質問の仕方で「魅力を感じない」と回答するハードルが高いというのはあるかもしれませんが笑 それを差し引いても高い数字ですよね。)

もちろん、男性が女性を好きになる条件としても同じことが言えるかと予想出来ます。

先述した「魅力的に感じる理由や根拠」で示している通りで、魅力的に感じるという事はつまりモテるという事に直結します。

希少性の法則やコミュニケーション能力の高さがそのまま恋愛にも活きてくるというのは言うまでもありません。

特に男性は女性に対して英語が話せる事により※”甲斐性(かいしょう)”というアピールポイントを持つ事ができます。

※甲斐性(かいしょう)とは、頼りがい・しっかりした性格の事を指します。転じて、現在では男性の経済的基盤や仕事が出来る様を指す場合もあります。

・「自分はできないことをできるのも魅力だし、仕事の幅もひろがりそうだし、一緒に海外に行ったときに頼りになるので」(30歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

・「海外でバリバリ仕事をして稼いでくれそうだからです」(25歳/食品・飲料/技術職)

(引用:女子には好印象? 英語を話せる男子に魅力を感じる⇒●●%)

↑↑↑このように、「稼いでくれそう」という点に魅力を感じている声も見受けられます。

なんとなく英語が出来る人って、エリートで出来る人っていうイメージがありますもんね笑

「稼いでくれそう」というと「ただの漠然としたイマジネーションなのでは?」と思うかもしれませんね?

しかし少なくともTOEICのスコアと年収には相関関係があります。

↑↑↑こちらのグラフは大手求人会社の持つTOEICのスコアと年収との関係を指しています。(出典:パーソルキャリア株式会社DODA)

スコアなしと比較して800を超えたあたりから大きく年収が跳ね上がっている事がわかります。

これらの事から、「先述の通り英語が話せる人は魅力的であり、それは恋愛にも活用出来る。」「男性は特に、甲斐性(かいしょう)をアピールするポイントにもなる」という点から、「英語を話せる人はモテやすい」という事が出来ます。

英語が話せる芸能人・有名人|留学経験と英検準1級を持つ自分が尊敬する人

ONE OK ROCK Takaさん

↑↑↑私が目標にする日本人イングリッシュスピーカーの代表です!笑

後述する「日本人から見たかっこいい英語」の条件である

・流れるような音声の連結
・英語らしいイントネーション
・しっかり舌を巻き込んだRの発音

が揃っています。

英検準1級を習得した今でも、彼の歌を口ずさむことが、そのまま発音の練習になります。

「こんな日本人イングリッシュスピーカーになりたい!」と思える人です!↓↓↓

 

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@jamiecarterfilms

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山下智久さん

山Pの愛称で有名な山下智久さん。英語が堪能な俳優さんと聞いて彼を思い浮かべる人も多いですね。

上述のTakaさんのような流暢さではなく、日本人らしいハキハキとした英語で話すのが特徴的です。

実は日本人が憧れるような流暢な英語よりも、このようなハキハキとした英語がもっとも伝わりやすいのはご存知ですか?

山下智久さんの英語は、発音がハキハキしているだけではなく、「しっかりと文章にして相手に伝える」という点でネイティブスピーカーに伝わりやすい、かっこいい英語を話します。

英会話スクールや留学を経験した方なら覚えがあるはずです。

必ず先生は「単語で伝えるよりも、文章を完成させて伝えるよう心掛けなさい」と言ったはずです。

私は100%そう言われてきました笑

何気ない事のように思えますが、実際にネイティブスピーカーや準ネイティブと呼ばれる人々に伝える上で、それは「この人はしっかりとした英語が使えるか否か」のボーダーラインになります。

そんな英語を使う山下智久さんからは、彼の真面目さ勤勉さが伝わってきますね。

木村佳乃さん

女性部門からは木村佳乃さん。

イギリスで生まれ3歳までそこで暮らし、その後日本に帰国。
それからしばらくして中学時代に2年間ニューヨークで過ごしたそうです。

女優という事で海外映画の舞台挨拶などでその流暢な英語インタビューを聞くことが出来ます。

白洲次郎(歴史上の人物・終戦連絡中央事務局参与)

唐突に毛色が変わりましたね笑

歴史上の人物になります。

戦後初の総理大臣、吉田茂の懐刀と呼ばれ、占領軍GHQとの交渉役だった人物です。

人物像はイケメンで破天荒、あのGHQのマッカーサー元帥に一喝した事もあるほどの肝が据わった人物です。

吉田茂が在英大使だった頃からの友人とのことで、クイーンズイングリッシュを操り「従順ならざる唯一の日本人」としてマッカーサーをはじめとする占領軍に一目置かれていた人物です。

↑↑↑イメージしやすいように写真が載ったリンクを紹介しました。

はい、とても端正な顔をしたモデルさん顔負けのスタイル(身長180cm)を持つイケメンなんです笑

ただ外見が格好良いだけではなく、占領下にあった日本において、GHQに対して言うべき事は言う、芯の通った交渉役だったことが伝えられています。

英語を学んだ上で、しっかりと言うべき事を言える…そんな人物像が国際人としての理想に挙げられるのではないでしょうか?
そう思いここでご紹介させていただきました。

英語が話せる人でも、ダサい英語とかっこいい英語がある?

せっかく英語を学ぶ以上、かっこいい英語を話したいですよね?

「英語はコミュニケーションツールなんだから、伝わればそれで良い」という意見をたまに聞きますが、やはり努力と時間を注ぐ以上カッコ良く話したいものです。

では、ダサい英語・かっこいい英語とはどんな英語なのでしょうか?

そんな疑問について、以下の2点から見ていこうと思います。

  1. 日本人から見たダサい英語・かっこいい英語
  2. ネイティブ、準ネイティブから見たダサい英語・かっこいい英語

かっこいい英語を目指すにあたって、避けるべきダサい英語、目指すべきかっこいい英語をしっかり思い描けるようになると、目標が定まってモチベ面効率面ともに高いアドバンテージが取れますよ!

日本人から見たかっこいい英語の条件とは?

日本人にとって、ダサい英語とは「日本人訛りがぬぐいきれていない英語」であり、かっこいい英語とは「英語を英語らしく話している様」だと言う事が出来ます。

というのも、先述の「日本人が英語を話せる人をかっこいいと思う理由」にて、「自分に出来ない事をやってのける」という事が挙げられました。

そしてそれは以下の2点から判断される場合が多いです。

  1. 英語らしい発音がされているかどうか
  2. スラングなど、教科書で習わない表現を用いることが出来るかどうか

①英語らしい発音がされているか
日本人は英語に対して、特に発音に強い苦手意識を持っています。

日本語にはない音が複数存在していますし、さらにその発音は連結したり変化したりします。(参照:英語の音声変化)

日本人が英語を話す際に発音に気をつけていても日本人訛りが拭えない原因はここにあり、英語固有のリズムで話すのが難しいんです。

そこで「自分に出来ない事をやってのけるのがかっこいい」という理由にのっとって、「多くの日本人が出来ない英語固有のリズムで話す」ことが出来れば、それは日本人にとって非常にかっこよく映るという訳です。

↓↓↓英語の音声変化や英語固有のリズムで英語を話すための勉強法はこちらをご参照ください↓↓↓
英語のオーバーラッピング法とは?

②スラングなど、教科書で習わない表現を使えるかどうか
これも「自分に出来ない事をやってのけるのがかっこいい」という理由から来るものだと言えますね。

日本では少なくとも中学から高校まで、英語を必修科目として学びますが、多くの日本人は、「学校の教科書で学んだ英語を、実際の英語を話す場で活かせない」と考えています。

そしてそれは同時に、「英語圏で使われる、学校では習わない表現やスラング」に憧れを抱いているとも言えます。
(「学校では教えてくれない英語表現」みたいな書籍がよく売れているのが良い証拠ですね笑)

こうした「日本人の多くが使えない、教科書で学べない表現への憧れ」から、スラングなどの教科書で習わない表現を使った英語を話す人に、「かっこいい英語を話す人だ」という印象を抱きやすいという事が言えます。

ネイティブ、準ネイティブから見たかっこいい英語の条件とは?

一方で英語をネイティブレベルで話す人から見た「ダサい英語・かっこいい英語」は、少し違った見方になります。

ネイティブ、準ネイティブから見たかっこいい英語とは「正しい英語で表現出来ている」という点に集約されます。

「正しい英語で表現できている状態」と言われるとなにやらハードルが高いようにも聞こえますが、端的に言えば次の2つのポイントが、日本人が思っている以上にダサいか・かっこいいかに関わっているという事です。

  1. ちゃんと文章を作っているか
  2. 正しく英文法を用いているか

①ちゃんと文章を作っているか
英語を話す上で非常に大切な事であると同時に、多くの日本人が見落としやすい部分でもあります。

実際のネイティブスピーカーの意見を見てみましょう。↓↓↓

とても貴重な意見ですね。

先述の「英語が話せる有名人・芸能人」の「山下智久さん」の部分でも触れた、「英会話スクールや留学にて、ほとんど全ての先生から『単語で伝えるよりも、文章を完成させて伝えるよう心掛けなさい』と言われてきた」
という部分に通じるところがありますね。

日本語では「ワクワク、嬉しい、楽しみ」などの表現は自然だけれど、英語では文章の方がより自然というのは、英語学習者の目線では気がつきにくい部分です。

Cool, Cute, tough など、例え回答が単調だったとしても「It is…」 「I think he is…」など、文章として成立させるだけで与える印象は全く違うようです。

これは英語を話す上で初心者でも意識出来るポイントでもあります。
英語を話す時、まずは主語と動詞を考えるクセをつけるなど、簡単でも文章を作る習慣を身につけて行きたいところですね。

②正しく英文法を用いているか
もちろん最初から完璧な英語を目指す必要はありません。
しかし三単現のs、時制の一致など、多くの日本人であれば気をつけていないと気が付かない、細かいけれど簡単な英文法を意識するだけで印象が全く違うんです。

こちらもネイティブスピーカーの意見を見てみましょう。↓↓↓

発音に対しては称賛しつつ、文法のエラーについて違和感を持っているようですね。

そしてその文法のエラーは、どれも決して難しいものではなく、同時に不意に流してしまうような細かいものでもあります。

しかしネイティブスピーカーにとっては、その細かな英文法の違いが大きな差になるようです。

「英語は伝われば良い!」という意見もありますが、ネイティブスピーカーにとって「かっこいい」と思ってもらえるような英語を話したい場合、こうした地道な文法の感覚を身につけていくのが近道だという事ですね。

両者を見比べてみて

日本人にとってのダサい英語・かっこいい英語と、ネイティブ準ネイティブにとってのダサい英語・かっこいい英語を見比べてみて、「日本人は派手な英語の上手さ、ネイティブスピーカーは地味な英語の上手さにかっこよさを見出すなぁ」という印象を受けました。

前者は、特に日本人が苦手としやすい流れるような発音の変化や、ノンネイティブには伝わりづらい表現など、ノンネイティブから見た「明らかに英語を知っている人」をかっこいいと思う傾向があるのに対し

後者は、「気をつければ出来ることを、しっかりと行う」というところに意識が向かうなぁという印象です。

「英語がペラペラな人」と言われて、多くの日本人が前者を思い浮かべるかと思います。
対してネイティブスピーカーは、派手さや文の複雑さよりも、一つ一つのクオリティに英語の上手さを感じるようですね。

英語ネイティブに日本人のカタカナ英語はどのくらい通じるのか

英語のネイティブスピーカーに、多くの日本人が話しがちなカタカナ英語がどのように聞こえているか気になりませんか?

次の動画で、アメリカ人に日本人のカタカナ英語がどのくらい通じるのかを実験しています。

とてもおもしろい動画なので、ぜひ見てみてください。↓↓↓

↑↑↑動画の9:00あたりから「外国人が話す日本語が、日本人にどのように聞こえるか」を話してくれています。

「カラオケ」や「からあげ」といった単純な言葉でも、外国人の独特な発音で言われると一度で理解するのは難しいですよね笑

このように日本語と英語ではそもそも発音の仕方が違うので、同じ「Karaoke」「Kara-age」という文字でも全く違う発音になってしまうんです。

そしてそれは、カタカナ英語でも全く同じことが言えます。

動画では「文章で伝えてあげれば、カタカナ英語でも文脈で理解してくれる」と説明していますが、伝えるための文章がすべてカタカナ英語ではさすがに理解してもらうのは困難でしょうね。^^;

英語が話せるようになった人が英語を話すとき、何を考えている?

英語が話せるようになった人が英語を話す時に、何を考えて話しているか気になりませんか?

私が英語を勉強し始めた時に最も気になっていた事です。笑

どんな思考回路で話しているのか?話している時に日本語を介するのか?ペラペラになったら日本語を話すのと同じ感覚で話しているのか?etc…

結論からお伝えすると、英語が話せるようになるにつれてその感覚は変化していきます。
そしてその感覚の変化は、大きく3つの段階に分ける事が出来ます。

  1. 日本語から英語に訳す
  2. 文章の骨組みを頭の中に構築して英語を英語のまま話そうとする
  3. 言いたい英単語が先に浮かび、それを補完するように文章を構築する。

①日本語から英語に訳す

「英語を英語で理解出来るようになりましょう」一度はそう言われたことがあるのではないでしょうか?

しかし、第二外国語である以上日本語から英語に変換していく段階は必ず通ります。

英語が聞こえてきた時や英文を読む時に日本語に訳していくのと同じように、英語を話す時もまずは言いたい事が日本語で出てきて、それを英語に訳していく段階ですね。

この方法でも英語は理解出来ます。むしろ翻訳、通訳の仕事をしたい人はこのスキルが最も求められるようになるくらいです。
英語を英語のまま理解出来るようになると、むしろ日本語に訳せなくなるようになりますので。

しかしこの状態のままだと、どうしても日→英の変換に時間がかかってしまいます。

読む、理解するのにも時間がかかりますし、自分の意見を英語でまとめるのにも時間がかかります。
そして、こと英会話になると英語でまとめている間に時間が過ぎて、早く何か言おうとパニックになりがちです。会話のテンポもありますしね。

こうした期間を経て、次の段階に移行していきます。

②文章の骨組みを頭の中に構築して英語を英語のまま話そうとする

この段階に移ると、自分の言いたい事に対してまず主語と動詞を意識するようになります。

自分の言いたい事がIt isから始まるのか、I think it isなのか、If he、When theyなのか…という思考回路で英語を発するようになります。

まず英文の骨組みを作ってから、自分の言いたい事をその骨組みに組み込んでいくイメージで話すようになります。

この際、日本語から英語に訳していくのではなく最初から「この場合はIt is だな…If he doesだな…」というイメージで話しているので、英語を英語のまま話す回路が出来つつあります。

肉付けしていく際に少し日本語で考える程度ですね。

この思考回路で経験値を積んであらゆる文章パターンに触れていく事で次の段階に行く事が出来ます。

③言いたい英単語が先に浮かび、それを補完するように文章を構築する。

ここまでくれば、「英語を英語のまま話している」と言って差し支えないでしょう。

「日本語を話す感覚で英語を話している」という言い方をしても良いですね。

自分が伝えたい事の「主人公」である英単語がいくつか頭の中にポンポンとイメージされて、それをつなぎとめるような感覚で”話しながら”文章を構築していくようになります。

日本語で話す時って、そんな感覚ではありませんか?

「ネコについてどう思いますか?」と聞かれた時に、頭にネコの姿が浮かんであなたは「可愛い、もふもふ、好き」という感覚的なイメージが浮かぶかと思います。

そしてそれらのイメージをつなぎとめるようにして、「もふもふした可愛らしい姿が好きなんですよね!」という文章を後天的に作っているような、そんな感覚なのではないでしょうか。

それを、英語を英語の感覚で行えるようになった時、立派なバイリンガルと言えるのではないでしょうか?

ちなみに私は一度この感覚に至っているのですが、日本国内にいると驚くほど英語で話す機会がないので、気を抜いていると頭の中のイメージから自分の英語力が置いてけぼりを食らうことがしばしばあります笑

だからこそ、留学から帰って来た人達は英語を話す機会を失わないために英会話教室やオンライン英会話を受講するんでしょうね笑

帰国子女や海外で生まれ育った人は自分の英語をどう思ってるのか

それでは、英語を感覚的に話せる帰国子女や海外で生まれ育った人は自分の英語に対してどんな感覚を持っているのでしょう?

私の友人に中学高校の6年間をアメリカで過ごし、大学在学中にロンドン大学へ1年間留学した友人がいます。
(帰国子女と言うと幼児の段階で英語圏にいるイメージですが、彼は対策なしで英検準1級に難なく合格し、英検1級もかじる程度の勉強で合格するほどの英語力なので”バイリンガル”といって差し支えない人材です。)

彼曰く

「英語で口喧嘩も出来れば会話で困る事も文法でミスすることも全くない。いわゆる日本人訛りも無いと思うよ。むしろ日本語の方で訛ってないか心配。笑 だけど、自分は準ネイティブに過ぎないと思う事はある。例えば、※バミューダトライアングルについて実在すると思うか?みたいな、自分が答えを持っていない話題についてはあまり話すことが出来ないね。それを考えると、完全なネイティブスピーカーとは差があると思う。」

(※バミューダトライアングルとは魔の海域と呼ばれる三角地帯(フロリダ半島の先端、大西洋のプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角地帯)の伝説のこと。その領域に入るとコンパスや計器に異常が生じて船や飛行機が行方不明になってしまうと言われています。)

とのこと。

ちょっと卓越しすぎて「何言ってるかわからないです。」みたいな状態ではありますが笑

帰国子女でバイリンガルな彼でも、純粋なネイティブスピーカーとは差があると思う…というのは非常に意外でした。

彼の場合は普通にしてては気が付かないポイントにも意識が向くからこそ得た感覚かもしれませんが笑

それでも、完全なネイティブスピーカーとの差を感じる事は少なからずあるようです。

英語が話せるようになった筆者の経験からくる意見と考察

先述の帰国子女の友人を例に挙げた後で自分を「英語を話せるようになった」と呼ぶのは非常に恐縮ではありますが笑

しかし、英語が話せない状態から勉強して英語を英語として話せる段階に至ったという点では経験として彼とは違う価値があるかと思い、あえて「英語を話せるようになった」と言わせていただきます笑

ここまで1万文字にわたって「英語を話せる人はかっこいいのか? どんな英語がかっこいいのか?」について話してきましたが、それは結局「英語を学ぶ事によって磨かれる自分自身の魅力によって、かっこよく見える。」という事だと考えています。

「結局精神論かよ!w」とお思いになるかもしれませんが、精神論だって心理学などの科学的根拠に基づけば科学です。

最初は「かっこよく英語を話せればモテる!」という動機で始めたとしても、それを継続して成果を出す人は希少です。

人は希少なものに価値を感じるというのは希少性の法則でお伝えしました。

そして、その努力には必ず「やり遂げたい!」という情熱が伴います。そしてその情熱やエネルギーというのは、ただスキルとして蓄積するにとどまらず、あなたの情熱はどこから来るのか?などを明確にします。

そうでなければ、それほど高い熱量や努力は継続しないからです。

そしてそれはあなたをもっと魅力的に映します。

ニューヨーク州立大学の研究では、被験者を2つのグループに分け、いくつかの質問パターンと共に45分間の会話を行うという実験を行いました。

一つのグループは世間話程度の会話、もう一方はより深い話題の会話でした。

その結果として後者の方が互いの関係についてより深い結びつきを感じたといいます。

もうお分かりかもしれませんね。あなたの強いエネルギーの根底にあるものが明確であればあるほど、その実験のような深い話題についての話が出来るようになり、あなたを魅力的に映すということです。

それは、恋愛的なモテるモテないにとどまらず、「魅力」というより大きな枠組みで、会社や学校などの社会的信頼、友人関係においても高い効果を発揮します。

このことから英語が話せるという外部的な要因に加えて、英語が話せるようになるための高いエネルギーと努力によって、あなたを魅力的に映すことが、結果としてモテる要因になる。というのが私の意見です。

今どれくらい英語を話せますか?というのは重要ではありません。
そこに努力を注ぐ高いエネルギーの源泉をしっかり定義して検証して再定義してあげる事が重要
だという事だと思うんです。

だからこそ、大切な人に「そんなあなたが魅力的だ」と言われた時に、より大きな喜びを感じる事が出来るという事でもあります。

それは、自分の英語力に関わらず自分の中核にあたるエネルギーの源こそが魅力的なんだと解釈出来るようになり、現在のあなたのスキルがどうであろうと、自分の根っこが変わらない限りゆるぎないという事です。
(心理学の言葉でいう「自己肯定感、自己重要感」というやつですね笑。)

そんな自分自身の中核に根差した努力の成果である英語力が、かっこいい英語、モテる英語だと言うのが私の意見です笑。

英語が話せる人がかっこいい理由、それは心理学や経験に基づいたものである

この記事では以下の観点から「どうして英語が話せる人をかっこいいと思うのか?」についてお伝えしてきました。

この記事のおさらい

・SNSを覗いてみると、実際に英語が話せる人をかっこいいと言っている人を見かける
・ネットで見かける「英語を話せる人がかっこいいと思う理由」は、科学的根拠に基づいている
・恋愛面においても英語が話せることは、優位に立てる要因である
・有名人、芸能人にも英語を話せる日本人は何人もいる
・ダサい英語・かっこいい英語について、日本人とネイティブがそれぞれ受ける印象は全く違う
・英語を話せない人、話せる人とのギャップについて
・総括して、筆者の思うかっこいい英語とは、自身に根差した英語に向けた努力とエネルギーである

英語を始める上で「モテそうだから・かっこいいから・収入が上がりそうだから」など、様々な動機があります。

しかし、同じ英語に時間と努力を注いでいるうちに、自分の欲求・やる気の根底がなんなのかを考えるタイミングがあり、それをブラッシュアップすることで、結果としてモテる、かっこよくなる、という事が言えます。

科学的根拠に基づいたものも含めて、です。

今、この記事をここまでお読みくださったあなたは、そうして努力を注いだ先にある”感覚”について既に先取りをしています。

ぜひその感覚をたずさえて、あなたの英語学習がより有意義にするのに役立ててください!

Profoundiumでは、あなたの英語学習を効果的にする勉強方法を紹介しています↓↓↓

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この記事を書いた人

アナタの英語の勉強を、より充実させる情報をお届けします!
大学で英語を専攻し、5か月間カナダの大学に交換留学をしました。
大学を卒業後は英文事務に従事。英検準一級を所持。

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