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グアムといえば言わずと知れたリゾートアイランドです。日本から数時間で行ける為、年間たくさんの日本人観光客がバカンスを楽しみに訪れています。
「海外に来たらせっかくだから現地の料理を食べてみたい!」と、思いませんか?
そんなあなたにグアム在住者の私が、とっておきのおすすめローカルフードをご紹介します。これを読めば現地のおいしい料理との新しい食感的出会いが期待できますよ!
目次
グアムの食文化とは?
【チャモロビレッジ】
グアムの食文化を語るのに外せないのがチャモロ料理です。グアムをまだ訪れたことがない方は「チャモロ」という言葉自体聞きなれないかもしれません。では、チャモロとはなんの事でしょうか?ご紹介していきたいと思います。
チャモロとは?
チャモロとは、グアム、サイパン、ロタを含む北マリアナ諸島の原住民の事です。彼らは独自の言語、チャモロ語を話します。チャモロ人が古くから食べていた料理をチャモロ料理と呼びます。
もともとローカルフードは、チャモロ人の祖先が陸や海で狩猟や漁をしたり、拾って集めたり、栽培したりして採れたものです。植民地・被占領地時代を経て、スペインやアメリカ、日本や東南アジア等の食文化の影響を受け、現在の形に至ります。
日本の食文化の影響も受けている……となると、日本人の口にも合うのではないでしょうか?では次におすすめのチャモロ料理をご紹介していきます。
こちらを読むとチャモロの文化についてもっと学べます↓↓↓
チャモロの伝統的料理代表といえば?
【KFCのレッドライス】
脇役だけどチャモロ料理の代表選手
チャモロ料理として欠かせない一品をご紹介します。その名も「レッドライス」。このライスは鮮やかなオレンジ色をしています。色は、ご飯を炊くときに一緒に炊くアチョーテ(ベニノキ)の実によって色付けがされます。
このアチョーテの実、食用色素をとるために熱帯各地で栽培されていますが、ビタミンAがとっても豊富。葉や種子には殺菌効果もあり、民間薬としても用いられている優れものです。
材料はシンプルで、米、アチョーテの種、水、塩、オイル、タマネギから作られています。作る人によっては、ベーコンを細かく切って入れる場合もあります。味は濃くなく、ほんのり塩味とアチョーテの風味があります。
アチョーテの実を使って作ろうとするとひと苦労ですが、グアムにあるスーパーマーケット「ペイレス」にはアチョーテの実をパウダー状にしたものも売っています。ですので、お土産にぜひ買ってみてはいかがでしょうか。
お祝い事にはかかせない!
村の祭り、フィエスタでは必ずと言っていいほどもてなされるレッドライスは、日本でいうところのお赤飯の様な存在です。
最初レッドライスというものを知らなかった私は、ケチャップライスの事だと思い、ひとくち口に入れたとたん拍子抜けをしてしまいました。それは本物のココナッツジュースを飲んだ時の衝撃と似ていました。
この味は濃いだろうと思って口にしたら思いの外、薄味だったという感じです。ですが、そのほんのりとついた味が他のチャモロ料理にもとても合うのです。今ではレッドライスか普通の白いごはん2択を迫られたら、必ずレッドライスを選ぶほどレッドライスが大好きです。
こちらのガイドブックにもチャモロ料理の事が載っています↓↓↓
ローカル御用達万能ソースはチャモロ料理にかかせない?
【フィナデニソース】
チャモロ人秘伝の万能ソース
次にチャモロ料理にはかかせない万能ソースをご紹介します。フィナデニソースと呼ばれるこのソース、グアムでは肉料理には欠かせません。KFCでチキンを頼んでも必ずフィナデニソースがついてきます。
作り方はいたってシンプルなんです。醤油に酢、カラマンシー果汁(レモンやライムで代用可能)、タマネギ、ドニ(唐辛子)を入れて混ぜるだけ。配分は作る人によって違います。辛いのが好きな人は唐辛子をたくさん入れてください。簡単なのにすごく味がいいんですよ。
お肉だけでなく、魚料理とも相性抜群。ごはんにかけてもおいしいです。こんなに簡単なのに「なんで今まで知らなかったんだろう?」というくらい、私にとってフィナデニソースとの出会いは衝撃でした。
ダイエッターにもおすすめ
フィナデニソースはダイエット中の方にもおすすめです。さっぱりしていて、ダイエット効果のある唐辛子が入っているので、脂肪燃焼にも一役かってくれますよ!ただし、塩分過多になるので食べ過ぎには要注意です。
簡単に作れるのでぜひお家でも作ってみてください。作り方はこちら↓↓↓
フィナデニソースに入れる柑橘はこちらのレモンパウダーでも代用できます。↓↓↓
ローカルはアウトドア料理が大好き

アウトドア料理の定番といえば?BBQですよね!実はローカルの人たちも大好きです。各家庭にはほとんどといっていいほど専用コンロがあり、かなりの頻度で楽しんでいます。
グアムでチャモロBBQと呼ばれるそのスタイルは、各家庭や各レストラン特性のタレにお肉を漬け込んで味を染み込ませてから焼くのが定番です。BBQなんてただお肉を焼くだけ……と思っていた私ですが、各家庭秘伝のタレが染みたチャモロBBQは最高です!
ちなみにこのBBQでもやはりフィナデニソースがとっても合います。フィナデニソースはローカルの人々にとって欠かせないソースなのです。
ココナッツ好きは試してほしいローカルフード!
【ビーフティナックタック】
次にご紹介するのは私の大好きなチャモロの家庭料理、ビーフティナックタック(Beef Tinaktak)。レストランでは日本語でティナタックと表記されている場合もあります。この料理、ココナッツ好きにはたまりません。
材料は、牛挽肉、にんにく、タマネギ、トマト、グリーンビーンズ。これらの材料を炒めて、レモン、塩、コショウで味付けされたココナッツミルクで煮たスープ状の料理です。ココナッツミルクの風味がたまらない、南国っぽさあふれる料理です。
これをご飯にかけて食べると、本当に食がすすみます。また、フィナデニソースとの相性も抜群なんです。ココナッツ嫌いな人も一度ぜひ試してみてください。
ココナッツミルクはこちらから購入できます↓↓↓
癖になる味!バラエティーに富んだ一品
【クロカジキのケラグエン】
いろいろなバリエーションを楽しめる!
次にご紹介するのは、チャモロ料理専門のレストランでアペタイザー(前菜)という位置付けのケラグエン(Kelaguen)。
チキン、ビーフ、魚、海老、カニ、タコ、スパムなど、様々な種類があります。これらの具材にタマネギを加え、ココナッツ、レモン汁、唐辛子、塩などで味付けをし、数時間おいて味を染み込ませます。
基本は少しすっぱくてピリ辛ですが、具材の種類や味のつけ方など、お店や各家庭によって違うため様々なバリエーションが楽しめます。一般のレストランで出されているのはチキンやビーフが多い様です。
絶品のケラグエンはこちらで!
写真のクロカジキ(Marlin)のケラグエンはハガニアにあるチャモロビレッジのすぐ横にあるフィッシャーメンズコープ(Fishermen’s Co-Op)というお店で買えます。このお店には獲れたての魚介類が並びます。
時期によってはタコや海老の入ったケラグエンもこちらで購入できます。
フィッシャーメンズ・コープがこちら↓↓↓
家庭でも簡単に作れる?
レストランではあまり見かけませんが、私も私の娘もスパムケラグエンが大好きです。家庭で簡単に作れる為か、レストランのメニューではあまりみかけません。私は唐辛子を加えて少しピリ辛なのが好きですが、娘には唐辛子抜きのを食べさせています。
そのままスパムケラグエンだけで食べると、スパムの塩分が効きすぎて少ししょっぱいですが、ごはんに混ぜると抜群においしいです。また手巻き寿司のようにごはんとのりで包むのも抜群です!何を作ろうかと困ったときには、スパムケラグエンを作っています。
スパムはこちらから買えます↓↓↓
まとめ
今回はグアムに行ったら食べてみて欲しいローカルフードをご紹介しました。以下にまとめてみました。↓↓↓
- レッドライス
- フィナデニソース
- チャモロBBQ
- ティナックタック
- ケラグエン
グアムの食べ物は醤油が使われているものも多く、日本人の口にも合うものが多いと思います。この食感が美味すぎて、かえって忘れられなくなってしまうかもしれません。
グアムに来たらぜひ人との出会い、文化との出会いとともに、食べ物との新しい出会いも楽しんでみてください!
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