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TOEICのIPと公開テストの違いとは?就活や履歴書に使えるのはどっち?

TOEICにはIPテスト公開テストの二つの受験方法があるって知ってました?

「TOEICの存在は知っていたけど、受験方法が二つもあるとは知らなかった。」という方や、「IPテストって何?」と疑問に持たれている方、「受験方法が二つもあるなら、私はどちらを受験すればいいの?」と悩まれている方もいることでしょう。

今回は、この二種類のテストの違いについてと、どちらが就活や履歴書に、より使えるのかを説明します。

これから受験したいと考えている方も、これからTOEICの勉強を始められる方も、これを読めば、あなたがどちらを受験すればいいのかが判断でき、その先の就活や、転職を有利に進めることができます

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監修者

Taka

3ヶ月でTOEIC900(今920)・試験対策ナシで英検準1級一発合格・1ヶ月でVERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)3カ国(オーストラリア・カナダ・アメリカ)・外資系/海外勤務経験・海外在住歴10年以上・アメリカ人と結婚/シャドーイング歴1年以上(シャドテンアンバサダー)・オンライン英会話英語コーチング/英会話教室/英語学習アプリ/子ども英会話の受講&取材経験39社以上

TOEICのIPと公開テストの違い|TOEICのIPテストとは?

IPテストとは、(Institutional Program)の頭文字をとったもので、直訳すると団体受験制度です。

IPテストは、学校あるいは企業などが10人以上の受験者を集めTOEIC試験に申し込み、団体主導で行われるテストです。

普通こういった試験は、テストを実施している協会が、試験場所や日程を指定し、受験者がその指定された会場に足を運んで、会場の試験官の指示に従い受験しますが、IPテストは開催したい団体が、テストの日時や会場の指定、テストの配布、試験監督業務までの全てを行います。

学校や英語スクールなどが、学習へのモチベーションを保つために団体で受験させたい時や、企業が社員の英語力を調べるために使用したい時などに利用されるため、IPテストはその学校や英語スクール、企業などに所属していないと受験できません

一方、公開テストというのが、一般的に言われているTOEICの試験です。

言わば「個人受験」で、申し込みから全て個人で行います。

TOEICのIPテストと公開テストの違い

IPテスト 公開テスト
受験資格 実施団体に所属する従業員、職員、学生、生徒
およびこれらに準ずる人に限定
誰でも受験可能
試験内容
過去問の再利用 新しい問題
・出題数200問
・所要時間約2時間
・リスニングセクション(約45分間・100問)、リーディングセクション(75分間・100問)
・スコアはリスニング・リーディングそれぞれ5~495点、トータル10~990点の5点刻みで表示
・マークシート方式
・テストの問題文などは全て英文のみで構成
協会への申込 実施団体が行う 個人で行う
申込方法 実施団体へ申込む 書店・インターネット・コンビニ端末にて個人で申し込む
(インターネットは割引制度あり)
開催場所 実施団体が設定 TOEIC運営協会が設定
日程 実施団体が設定 日曜13時
実施回数 実施団体による 年10回
(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)
申込時の顔写真 不要 必要
受験料(税込) 4,230円 5,830円
試験官 団体の担当 TOEIC協会
試験結果 TOEIC運営団体にテスト資材到着から5営業日後
(土日祝日・年末年始を除く日)
試験日から30日以内
(インターネットでは約3週間後に確認可能)
結果確認 団体宛に発送 個人宛に発送
証明書 スコアレポート(個人成績表) 公式認定証

試験内容について、IPテストでは過去に使用された問題を再利用しています。その点で有利ではないか?と思われがちです。

しかし、TOEICの公開テストは、問題用紙の持ち帰りを禁止していますし、過去問も販売されていません。(過去問と銘打って販売しているものもあるようですが、信ぴょう性はいかに?)

そのため、わたしたちが過去問について知ることはできないようになっています。

何度も受験している方はもしかすると、以前公開テストで受けた同じ設問をIPテストで解くことがあるかもしれませんが、200問もの内容を全て覚えているとは考えられないので、そんなに有利になるといったことはありません

TOEICのIPと公開テストの違い|それぞれのテストのメリットとデメリット

IPテスト 公開テスト
メリット ・公開テストより受験料が安い
(団体によっては補助が出る場合も)
・公開テストよりも結果が早く出る
・公開テストと合わせると、受験の機会が増やせる
・公式認定証を取得できる
・誰でも受験できる
デメリット ・証明書はスコアレポート
(公式認定証は取得できない)
・実施団体に所属していないと受験できない
・受験料が高い

それぞれのメリット・デメリットを挙げてみましたが、一覧に示しているのは、万人に共通する部分で、このほかにも挙げるとするなら以下のものがあります。

IPテストは、普段所属している団体で受験できるため、わざわざ遠い試験会場まで足を運ぶことなく受験ができる、というメリットもあります。

しかし、実施時間が金曜日の夕方からなどの時間帯に設定してあれば、疲れた状態での受験となり、本来の力が出せないという事もあり得ます。

その点、あらかじめ実施時間が「日曜の13時から」と決まっている公開テストなら、そのようなことはないでしょう。

TOEICのIPと公開テストの違い|IPテストは信用性が低い?

「IPテストは信用性が低いのでスコアが使えない」と言われることがあります。

その理由として、公開テストはTOEIC運営協会のもと、かなり厳格な試験を実施してますが、IPテストは企業や学校の申込団体が運営を行います。

そのため、TOEICのオフィシャルスタッフの立ち合いもなく、TOEICが定めているルール通りにテストが行われない可能性もゼロとは言い切れません。

それから、証明書が「公式認定証」ではなく、「スコアレポート(個人成績表)」という違いもあります。

TOEICのIPと公開テストの違い|就活や履歴書に使えるのは?

TOEIC運営協会の公式HPでは、「IPテストのスコアは進学や就職に利用できるのか?」の質問に対し、「提出先独自の規定を設けている場合があるため、スコアを活用する際には提出先へご確認ください。」とあります。

つまりは、利用できるのかどうかは、進学先や就職先に委ねており、利用できない場合が否めないという事です。

実際、官公庁や一部の企業では、公開テスト以外のスコアを認めていない場合があり、IPテストのスコアレポートしか取得していない人は、就活時、募集要項などをしっかり確認しておく必要があります。

もし、希望の就職先がスコアレポートを認めていなければ、公開テストを受験し、「公式認定証」を取得する必要が出てきますよね。

公開テストの試験はほぼ毎月ありますが、結果発表、証明書の送付には時間がかかるので、急遽必要といった時にはピンチです。

IPと公開テストの違い、就活や履歴書に使えるのは?まとめ

もしあなたが、「でもきっと成績よくないだろうし。。。とりあえず力試しだけでもしよっかな。。。」なんて考えているのであれば、IPテストの受験もいいでしょう。

受験料も、公開テストより安いですし!お金、大切ですもの。

でもですよ!!!本当にただの力試しで終わらせていいのか問いたいです。せっかくこのブログを読んでくれているんですもの。

就活を有利にしたいんですよね?履歴書に自信を持って記入したいですよね?

だったら公開テストを受けませんか?というか、どう考えても就活や履歴書に使うためのテストは公開テスト一択です。

それぞれのテストにメリット・デメリットありますが、「もしスコアが使えなかったら」という心配をしたくないのであれば、公開テスト!!

迷う必要はありますか?

やはり同じような考えの方がいらっしゃいましたので、参考までに。↓↓↓

他にもTOEICに関連する記事がありますので、今後の公開テストの参考までに、ぜひ読んでみてください。↓↓↓

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