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ノルウェーで働くには?ノルウェーの仕事ってどんな感じなの?疑問に答えます!

穏やかで、のんびりと生活できそうなイメージの北欧、ノルウェー

そんな場所に住んで、働くのって憧れませんか?

私はノルウェーに留学していたことがあり、現地で働くことに憧れています。

「働きたいけど、どこで仕事を見つけられるの?」「ノルウェー語は必須なの?」と疑問が湧いてきます。

そこで、今回はその疑問に答えたいと思います!

この記事では、ノルウェーで働くための方法を紹介していきます。

この記事でわかること|タップで飛べる目次

ノルウェーの文化

まずは、ノルウェーの文化を少し紹介します。

ノルウェーの人口は約530万人、国土面積は日本とほぼ同じなので、人口密度は日本と比べると低いです。

また、ノルウェー人のほとんどが福音ルーテル派のキリスト教です。

そんなノルウェーで最も大事にされている日があります。

5月17日(17.Mai)の憲法記念日です。

1814年5月17日にノルウェー憲法が制定され、スウェーデンから独立しました。

毎年ナショナルデーとして盛大にお祝いし、Bunad(ブーナッド)という民族衣装を着て、街中をパレードします。

Bunadは地域によってデザインが違い、どの地域のものも素敵です!

この日は高校の卒業を祝う日でもあります。

Russ(ルス)と呼ばれる卒業生たちが街中でふざけたことをしますが、大人たちもこの日だけは黙認しています(笑)

ノルウェー人の特徴

日本にいるとノルウェーの人と関わる機会はあまりないですが、どんな人達なのでしょう?

第一印象は少し怖いけど……

ノルウェー人はとてもシャイな人が多いです。

初めて会ったときは、少し怖い印象を受けることもあるでしょう。

でも、話してみると、とても大らかで陽気な人が多く、どの人も優しいです。

私はノルウェーの田舎町に留学したのですが、学校の初日、先生以外誰も話しかけてくることはありませんでした。

小さな町だったので日本人はおろか、アジア人もいなかったんです。

最初は嫌われているのかなと思い、とても辛かったのを覚えています。

でも数日後、頑張って自分から話しかけてみたら、すごく笑顔で話してくれました。

後から分かったのですが、お互いにただ緊張していただけなんですね。

家族や友人をとても大切にする人達なので、仲良くなるには少し時間がかかるかもしれませんが、築き上げた友情は一生ものになると思います。

私も初めて話したこの友人とは今でも交流があり、もう10年以上の付き合いになります。

山、フィヨルド、太陽、雪、とにかく自然が身近で大好き!

ノルウェーの人は自然がとにかく大好きで大切にします。

時間があれば、ハイキングに出掛けたり、冬はクロスカントリースキーなどのウィンタースポーツをしたりと楽しみます。

私が留学したのは高校生の時でしたが、この時初めてスノーボードに挑戦しました。

スノーモービルにも友達のお父さんに乗せてもらいました。

あの爽快感は忘れられません。

これが私がウィンタースポーツにハマるきっかけになりました!

また、ノルウェーは冬の日照時間がとても短いので、日光浴も大好きなんですよ。

夏にはハイキングに出掛け、山の途中の道でブルーベリーを摘んで食べたり、山の水を飲みながら山頂に向かいます。

山頂には小屋があり、そこでコーヒーを飲んでおしゃべりするのが至福の時です。

お家の庭で水着になって、太陽の光を浴びながら家族でBBQも楽しみました。

ノルウェー語は必須?

ノルウェー語vs英語の比率

ノルウェー人のほぼ90%の人は英語が堪能です。

田舎でも道を歩けば、10人中8~9人の人と確実に流暢な英語で会話ができます。

若い人だけでなく、お年寄りの方も英語を話せます。

そのため専門的知識があれば、英語だけでも就職は可能です。

しかし、ノルウェー語が話せれば幅が広がり有利になることは間違いないでしょう。

こんなこともある!履歴書は何語で書くべき?

ここで注意していただきたいことがあります。

話せないけどノルウェー語は書けるよ!という人も、全てノルウェー語で履歴書などを書くと、面接官は「この人はノルウェー語が話せるんだな」と思います。

そうすると、面接での質問が急にノルウェー語で飛んできて、何も答えられない……という事態になる可能性があります。

その時に焦らないためにも事前の準備をしっかりとしておきましょう。

もちろん『ノルウェー語が読める/書ける』というのはアピールポイントなので、履歴書に書くのは良いですね!

ノルウェーの仕事を見つけるのにオススメの方法

まずはじめに、ノルウェーでの仕事探しは求人が少なく難しいです。

よくある日本語での転職サイトや求人サイトでノルウェーの就職先はまず載っていません。

では、ノルウェーでの仕事を見つけるにはどのような方法があるのでしょうか?

方法1|働きたい/気になるお店のSNSをフォロー

ノルウェーは”コネ”社会で、友人からの紹介やカフェの常連客などから就職するという形も珍しくありません。

気になるお店のSNSをフォローして求人情報が載るのを待つのも、時には必要です。

「うちで働きたいならSNSくらいフォローしているでしょ。」という感じで、SNS上だけで求人を出すところも多いです。

Facebookの職探しグループでも求人を見つけることができるので、グループに入って情報収集しておくのもオススメです!

方法2|日本進出しているノルウェー企業へ就職

日本へ進出しているノルウェー企業はいくつかあります。

以下、有名なノルウェーの企業をいくつか紹介します。

  • HELLY HANSEN…防水・防寒服を中心としたスポーツアパレルメーカー
  • Wallenius Wilhelmsen Ocean AS…オスロ(ノルウェー)/ストックホルム(スウェーデン)に本拠を置く海上輸送会社
  • STOKKE…ノルウェー発の北欧デザインのベビー用品メーカー
  • Fast search and Transfer…オスロに本社がある検索エンジン企業

ノルウェー企業ですが、ノルウェーへの異動があるかはそれぞれの企業によって異なります。

同じ会社でもノルウェーと日本の会社は別会社として区別している場合があり、注意が必要です。

方法3|ノルウェー支店のある日本企業へ就職

ノルウェーに支店のある日本企業で働く方法もあります。

ノルウェーにグループ会社や支店のある企業を紹介します。

  • 出光興産…原油の精製・石油製品の販売などを行っている石油元売会社
  • クボタ…産業機械・建築材料・鉄管・産業用ディーゼルエンジンのメーカー
  • TOSHIBA…日本の大手電機メーカー

ノルウェーで長期的に働くとなるとビザ申請が必要です。

そのため、手続きなども考慮するとノルウェーに支店やグループ会社のある日本企業で働くことが最適ではないかと思われます。

しかし、ノルウェーに行けるかどうかは、入社してからの異動で決まるので、現地で働くまで時間がかかるでしょう。

方法4|現地採用(インターンシップ)

「入社→異動→現地で働く」というステップが待っていられない!という人やすぐにでも現地に行きたい!という人は、やはり現地採用が早いです。

方法1で紹介したSNSを介して探すだけではなく、現地の求人サイトでも働き口を見つけることができます。

現地サイトなのでノルウェー語がほとんどですが、翻訳サイトなどを利用しながらどんな求人があるのか、一度覗いてみるのも良いですね!

ノルウェーのリクルートエージェントや求人サイトを紹介しているYoutubeがありました(7分17秒~をチェック!)↓↓

また、現地でインターンシップをするという方法もあります。

まずはインターンシップをし、そこでそのまま就職できるかもしれませんし、インターンシップ先の企業が別の企業を紹介してくれることもあるでしょう。

次に繋がる可能性がでてきます。

方法5|ワーキングホリデー制度

オーストラリアやカナダのようにまだまだ浸透はしていないのですが、2013年からはノルウェーでもワーキングホリデー制度が取り入れられています。

年齢制限などの条件がクリアできそうであれば、挑戦してみるのも良いですね!

ノルウェーの仕事の特徴は?日本との違いは?

ノルウェーでは家庭のみならず、職場でも男女平等が浸透しています。

子育て世帯は共働きが一般的。

私が留学した時に出会った人たちはほとんどの方が働いていました。

ノルウェーは世界で初めてクオータ制を取り入れた国でもあります。

クオータ制とは、議員や企業の役員などの社会的組織において、一定数を女性に割り与える制度のことです。

日本では子育て中の女性は、子供の病気で休んだり、早退する頻度が高くなるため、企業から嫌煙されがちです。

社会復帰も難しいのが現状です……

しかし、ノルウェーでは子育てしている女性も社会に出て働くことを諦めなくて良い環境が整っています。

とても魅力的ですね!

女性だけでなく、男性も育児に積極的であるためワークライフバランスを重視し、休暇もしっかりと取得できる点も日本とは違うところです。

さらに、残業をしない企業も多いので労働時間は日本の企業と比べて、かなり短い傾向にあります。

ノルウェーで日本人が多い仕事とは?

ノルウェーで働く日本人はまだまだ少なく、情報が少ないのが現状です。

また、英語orノルウェー語がビジネスレベルで堪能でなければ、日本人の仕事は選択肢がとても狭くなります。

日本人向けの仕事といえば、和食料理屋、日本人向けツアーガイド、日本語教師、ノルウェーはコーヒー文化もあるためバリスタやカフェ店員、などがあげられます。

ノルウェーでも和食が人気になりつつあり、特にすし職人は需要がありそうです。

ノルウェー人は夏になるとみんな3~4週間の休暇を取るため、短期間になりますが、その間のサマーヘルパーというものもあります。

ノルウェーで働くメリット

日本と比べて休暇が取りやすく、手厚い保障制度があり、恵まれた労働環境で働くことができます

物価の高いノルウェーですが、給与も高いです。

世界的に見てもノルウェーの年収は高く、2019年の平均年収は878万円と世界5位です。

ちなみに日本は449万円、世界22位でした。

また、社内でも上下関係がなく、自由な雰囲気なところも魅力的です。

社員の主体性を重視するという特徴があるため、自分で考えて行動することができます。

やりがいもひとしおです。

さらに、ノルウェーの魅力は何と言っても、自然に囲まれていることです。

都会のせかせかした雰囲気などは全くなく、のんびりとした生活を送ることができます。

ノルウェーで働くデメリット

メリットの高収入=税金が高くなるということです。

これを念頭においておけば、のちのち給与明細を見てビックリしたり、後悔したりすることにはならないと思います。

また、日本特有の先輩後輩などの上下関係に慣れていると、フラットな雰囲気に最初は戸惑うかもしれませんね。

慣れてしまえば、仕事でもプライベートでも気軽に相談できる仲間を見つけられそうです。

さらに、日本で働くように上司の指示待ちでいると「仕事ができない人」「やる気のない人」と思われる可能性があります。

ただ待つだけではなく、目的を持って自ら動いていけるように今から練習しておきましょう。

冬は氷点下まで下がるので、寒さが苦手な人には朝の通勤が過酷かもしれません(笑)

しかし、オーロラが見れたり、白夜を体験できたりと、寒さ以上の魅力が溢れています。

まとめ

ノルウェーの文化をはじめ、現地で働くための方法を紹介しました。

ノルウェーで働くための方法
  • 働きたいお店のSNSはフォローする!
  • 手続き面からノルウェー支店やグループ会社のある日本企業に就職がオススメ!
  • 現地求人サイトやインターンシップを活用
  • 条件が合えばワーホリ制度も!

最後に、履歴書や面接を受ける際、1~2社だけではなく、なるべく多くの企業に送るのが良いです。

数十社に送っても帰ってくるのは3~4社。

それでもチャンスはゼロではありません!ぜひ挑戦してみて下さい!

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