英検5級のリスニング対策は?2つのコツと過去問やおすすめ教材も紹介


英語を学習し始めた子供から、「自分の英語のレベルがどれくらいか知りたい」と言われたら、どう返しますか?
レベルを計る方法は様々ありますが、ここでは英検5級。とりわけリスニングとその対策についてご紹介します。

この記事で分かること

英検5級の…

  • レベルが分かります。
  • 試験の構成が分かります。

英検5級のリスニングの…

  • 配点と問題形式が分かります。
  • 対策が分かります。
  • コツをご紹介します。
  • 決まり文句をご紹介します。
  • 問題に挑戦できます。
  • おすすめ教材とアプリが分かります。

この記事を読んで頂くと、英検5級の試験のキモや準備すべきことが分かり、英検の受験が初挑戦の方でも、安心して試験に臨むことができます。

英検5級の概要

レベルは?

自分が試験に臨む級がどれくらいのレベルなのか、受験する方は気になりますよね?
まず英検5級のレベルについてご紹介します。

英検5級は、初歩的な英語を理解し、それを使って表現することができる必要があります。公益財団法人日本英語検定協会(以下英検)によるレベルの目安では、英検5級は中学初級程度の難易度です。

また、文部科学省の学習指導要領(平成29年告示)解説外国語編で、小学校卒業時には600~700語(語彙)を学ぶべきと言われていますので、その2つの情報を総合すると、下記のようになります。

英検推奨目安必要単語数(語彙数)
英検5級中学初級程度600~700

配点や合格点は?

英検では、2016年より、言語力をレベル別に評価するCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)という国際基準規格に対応した、[英検CSE(Common Scale for English)]という採点方法が導入されました。

これにより、各級の満点、合格点、自分のスコアが一目瞭然で分かるようになりました。
以下がその詳細の表です。

(出典:公益財団法人日本英語検定協会より英検CSEスコアのしくみ)

表を見ると、英検5級の満点が850点合格点が419点に設定されていることが分かります。

英検5級は、リーディングとリスニングの2つの技能から構成されているのですが、英検の、[英検CSEスコアでの合否判定方法について]で紹介されている通り、各技能425点が満点となっております。

ただし、英検の採点方法は、どの技能もバランス良く正答しないと合格できない仕組みになっているので注意が必要です。

試験構成は?

英検5級の試験は、リーディングとリスニングの2部構成になっている事をご紹介しましたが、ここでは、その試験の構成を詳しく見たいと思います。
詳細は以下です。


(出典: 公益財団法人日本英語検定協会より測定技能と検定形式)

リーディングもリスニングも25問ずつ出題されますが、リーディングの試験時間は25分に対して、リスニングの試験時間は20分となっています。
[日本人は、リーディングよりリスニングの方が苦手]と言われますが、リーディングより試験時間が短いリスニングの試験は、焦らず、落ち着いて回答する必要がありますね。

英検5級のリスニングについて

問題形式と配点は?

ここでは、リスニングの問題の形式について、細かく見ていきます。
以下が、英検5級の試験形式から、リスニング部分を抜粋したものです。

測定技能形式・課題形式・課題詳細問題数問題文の
種類
解答形式
リスニング会話の応答文選択会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。
(放送回数2回、補助イラスト付き)
10会話文3肢選択(選択肢読み上げ)
会話の内容一致選択会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
54肢選択(選択肢印刷)
イラストの内容一致選択短文を聞いて、イラストの動作や状況を表すものを選ぶ。
(放送回数2回)
10短文3肢選択(選択肢読み上げ)

(出典: 公益財団法人日本英語検定協会より測定技能と検定形式)

第1部は、会話の応答文を選択する問題です。
イラストを確認しながら英文を聞き、その応答として適切なものを3つの中から選択します。質問と応答を、2回聞くことができます。

第2部は、会話の内容が一致しているものを選択します。
対話を聞き、それに関する問題が出題されます。その回答として、適切なものを、4つの選択肢の中から選びます。回答時間は各問題10秒で、対話と質問を2回聞くことができます。

第3部は、絵の内容を最も良く表しているものを、放送される3つの英文から選択する試験です。英文は2回繰り返され、回答時間は各問題10秒です。

英検では、それぞれの問題の配点を公表していませんが、リスニング技能の満点や、英検5級の合格点から推測可能です。

英検5級のリスニング試験の満点は425点です。リスニングの問題は25問あるので、平均すると1問17点の配点となります。英検5級全体の合格基準点は419点です。

合格するためには、リーディング、リスニングの両技能を、バランスよく正解する必要はあるので一概には言えませんが、リスニングの試験で、24問から25問(全問)正解すれば、合格にかなり近づけると言っても過言ではありません。

リスニング対策は?


英検5級のリスニング試験に関して、どの様な対策を取るのが良いのでしょうか?

まずは、英文をたくさん聞き、英語を聞き取れるように訓練することが大切です。英語を聞き慣れる、スピードに慣れるといった目的もありますが、何度も繰り返し聞いて、その意味を理解することで、語彙も増え、どんな問題でも対応できるようになります。過去のリスニング問題を、繰り返し解いてみるのも有効な対策です。

また、英文を聞く力をつけるのと同様に大切なのが、英文の音読です。英文を声に出して読んで、耳からも情報を取り込むことで、理解度が上がります。

各問題の回答時間は決まっているので、決められた時間内に、正しく文章を読み、理解する力を身に付けるのにも、音読は有効な対策だと言えます。

2つのコツは?

リスニングを攻略するためにコツを2つご紹介します。

質問文の文頭の言葉を聞き取る

2019年度全3回の、英検5級リスニング試験の第1部の問題を確認したところ、Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)の、5W1Hで質問されている問題が、平均で全10問中6問ありました。

質問の文頭部分のそれらの言葉を聞き取ることができたら、回答が分からなくても、回答を想像できるようになります。

例として、2019年3回目のNo.5の問題で見てみましょう。

Q: How tall is the tower?
A: (1) It’s Monday today.  (2)Three hundred meters.  (3)I like it.

正解は(2)のThree hundred meters.なのですが、この問題では、[How tall]という言葉を聞きとることができれば、高さについての問題だということが想像できます。
万が一、(2)Three hundred meters.が聞き取れなかったとしても、他の(1)、(3)の回答が、質問の答えとして、適当な回答ではないということが分かれば、消去法で(2)回答を導き出すことができるということです。

問題をあらかじめ想像する

2つ目のコツは、問題用紙に記載されている情報を、その問題が始まる前に見ておき、どのような問題が出題されるのか、あらかじめ想像するということです。

例えば、2019年3回目の第三部のNo16の問題ですが、問題用紙に以下の絵があらかじめ掲載されています。


この絵がどのような状態であるのかについて、英文が流れるのですが、問題が始まる前に、絵がどのような状態なのか、色々な情報を得ることができます。例えば、[男の人]、[料理をしている]、[エプロンをしている]、[何かを切っている]といったことです。

そうしたことを頭に入れながら問題文を聞くと、どれが正しいのか回答しやすくなります。

ちなみにこの問題は、下記の英文が流れました。

(1)Mr. Smith is washing a potato.

(2)Mr. Smith is buying a potato.

(3)Mr. smith is cutting a potato.

正解は(3)です。
このように、問題文に書かれている情報から、あらかじめ情報を得ておくと、どんな問題が出題されるのか想像できるので、選択する回答を絞ることができます。

リスニングの決まり文句は?

英検5級のリスニングの試験には、決まり文句というべき、毎回フレーズが出てきます。
過去の問題から、問題に出てきやすい言葉40語をご紹介します。

NO.英語意味
1after school放課後
2all right.良いですよ
3come from ~~から来ました/~の出身です
4do one’s homework宿題をする
5get up起きる
6go shoppingショッピングに行く
7go to bed寝る
8go to school学校に行く
9Have a nice ~.良い~を
10Here it is.はい、どうぞ
11How about ~?~はいかがですか?
12How are you?お元気ですか?
13How do you go to ~?どうやって~へ行きますか?
14How longどれくらいの長さ(期間、時間)
15How many ~どれくらいの数の
16How muchいくら(金額、量)
17How old何歳
18How tallどれくらいの高さ
19let’s (let us)~しましょう
20listen to ~~をきく
21live in ~~にすむ
22look at ~~を見る
23Nice to meet you.初めまして
24of course.もちろん
25play soccerサッカーをする
26play the pianoピアノを弾く
27See you.またね
28sit downすわる
29stand up立つ
30study math数学(算数)を勉強する
31take a bathふろに入る
32take a picture写真を撮る
33talk on the phone電話で話す
34That’s right!その通り!
35There is ~~がある
36wake up起きる
37Welcome to ~~へようこそ
38What color何色
39What time何時
40You’re welcome.どういたしまして

過去の問題を見ると、問題文やその会話の中に、上記の決まり文句が必ずと言っていいほど出てきていました。これらの言葉の意味をあらかじめ覚えておけば、試験本番で焦ることなく、英文を聞き取ることができます。
英検5級レベルの動詞のテストです。チャレンジしてみましょう。

リスニングの過去問に挑戦!(解答付き)

それでは、実際英検5級の過去の問題に挑戦してみましょう。
ここでは、2019年度1回目の実際の試験を取り上げます。

2019年第1回リスニング音源(第1部)
2019年第1回リスニング音源(第2部)
2019年第1回リスニング音源(第3部)

2019年第1回リスニング問題冊子


2019年第1回リスニング解答

(出典:公益財団法人日本英語検定協会より5級の過去問・対策)

英検5級のリスニングのおすすめの教材は?

ここでは、英検5級合格に向けて、リスニングに関するおすすめの教材をご紹介します。
先ほど、リスニングの対策は、英語をたくさん聞き、耳を慣らすことが大切だということをご紹介しましたが、それを実践できる教材はこれ↓↓↓です。

この問題集に音声が付属されています。
英文をたくさん聞き、英語に慣れ、聞き取れるように訓練することが大切です。その意味が理解できるようになるまで、何度繰り返しましょう。

おすすめアプリは?

ご紹介したいアプリは、スタディギア StudyGear for EIKENです。
このアプリは、英検対策のためにつくられた、英検公式のアプリです。

アプリをダウンロードすれば無料で使用できるライトプラン、英検受験者は一定期間無料で使えるベーシックプラン、3,980円/月ですべての機能を無制限で使用できるプレミアムプランの3種類があります。

勉強すべき項目がそれぞれ分かれていて、リスニングの項目もあります。テストと同様英文が流れてきて、それに答えていくので、ゲーム感覚で学習できます。

スタディギア for EIKEN

まとめ

今回ご紹介した、英検5級のリスニングに関する情報は、以下の通りです。

  • 英検5級のレベルは中学校初級程度で、必要単語数は600~700語。
  • 満点は850点 (リーディング425点/リスニング425点)で、合格点は419点。
  • 試験構成は2部構成(リーディングとリスニング)。各25問の計50問出題。
  • リスニング試験は3部構成。第1部(会話応答)は10問。第2部(会話内容一致)は5問。第3部(イラスト内容一致)は10問。合計25問出題。
  • リスニング対策は、たくさん英語を聞くことと、過去も問題を繰り返し解くこと。
  • リスニングのコツは、文頭の言葉を聞き取ることと、問題の内容を想像すること。
  • リスニングで出題されやすい決まり文句40語をご紹介。
  • リスニングの過去の問題をご紹介。
  • リスニングのおすすめ教材をご紹介。
  • リスニングのおすすめアプリをご紹介。

ご紹介したように、英検5級は中学校初級程度のレベルです。これから英語を学ぶスタート地点になると言っても過言ではありません。英検5級合格のカギはリスニングにあるので、効率よく学習して合格しましょう。

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