英検準2級のレベルや合格点は?ライティングで使える表現や単語も紹介

英検準2級ってどれくらいのレベルなの?合格点は?」
「受験した方が良いの?」
「英検準2級のライティングって、急に難しくなるんじゃないの?」

ご家庭で、そんな疑問が頭をよぎったことはありませんか?
また、ご自身のキャリアをスタートした後、資格の取得を検討した際に、英検準2級を受験するか否か悩んだという意見も聞いたことがあります。

実際に、英検3級は中学卒業程度。英検2級は高校卒業程度で大学受験の登竜門。その様に目的が明確なのに対し、英検準2級は、目標として若干明確さに欠けるかもしれません。

ゆうき
英検準2級のことを、ちゃんと教えて!

そんな声にお応えすべく、ここでは、英検準2級に関する詳細と、特に日本人が苦手意識が強いと言われている、ライティングの試験についてご紹介します。この記事を読んでいただければ、苦手意識を克服し、英検準2級の合格を勝ち得ることが可能です。

英検準2級のレベルは?

まずは、英検準2級がどのような試験なのか、その全体像を見ていきましょう。

公益財団法人日本英語検定協会(以下英検)によると、英検準2級は [高校中級程度]というのが、目安のレベルです。日常生活に必要な英語を理解し、使用出来るか否かを審査されます。

ゆうき
高校中級程度レベルってどれくらいのレベルなの?
漠然としてて分かりにくいわよね…

それについては、英検の、各級のレベルの目安に関する資料と、文部科学省の学習指導要領(平成29年告示)解説からひも解くことができます。

その2つの資料を基に、分かりやすく作成した資料が以下です。

英検級 レベルの目安 文部科学省必要語彙数 累計必要語彙数
高校 英検2級 高校卒業程度 1,800~2,500 4,000~5,000
英検準2級 高校中級程度 3,100~3,600
中学校 英検3級 中学卒業程度 1,600~1,800 2,200~2,500
英検4級 中学中級程度 1,400~1,600
小学校 英検5級 中学初級程度
(小学校卒業程度)
600~700 600~700

英検2級と英検3級は、文部科学省の学習指導要領の必要語彙数を、それに合った英検の級に充てています。
英検準2級と、英検4級は、中学、高校それぞれで学習する語彙数の半分を、それまでの累計語彙数に追加して算出しました。

つまり、英検準2級でいうと、高校で学習する1,800~2,500語の半分である900~1,250語を、中学終了時点までに学習した2,200~2,500語に加えます。そうすると、3,100~3,750語が、英検準2級で学ぶべき語彙数(単語数)になります。

具体的な根拠は判明しませんでしたが、一般的に英検準2級は、約3,000の語彙(単語)が必要だと言われています。上記を鑑みると、英検準2級の必要語彙数(単語数)は、3,000~3,500語ぐらいといえます。

英検3級の2200~2500語からグッと語彙数が増えて、英検2級まで着実に力を付けている事がわかりますね。

英検準2級はどんな試験?

英検準2級のレベルをお伝えしましたが、実際に、どの様な試験が行われるのでしょうか?
ここでは、その詳細についてご紹介します。

英検準2級の試験構成は?

英検準2級の試験は、1次試験と2次試験に分かれています。
1次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3技能に関する試験が実施され、2次試験はスピーキング技能の試験となっています。

1次試験詳細:

測定技能 試験実施時間 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 問題文の種類 解答形式
リーディング 75分 短文の語句
(穴埋め問題)
文脈に合う適切な語句を補う。 20 短文、会話文 4肢選択
会話文の文
(穴埋め問題)
会話文の空所に適切な文や語句を補う。 5 会話文
長文の語句
(穴埋め問題)
パッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補う。 5 物語文、説明文
長文の内容
(内容一致選択)
パッセージの内容に関する質問に答える。 7 Eメール、説明文
ライティング 英作文 質問に対する回答を英文で書く。 1 ※問題文はありません。 記述式
リスニング 25分 会話の応答文選択 会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。 10 会話文 3肢選択
会話の内容
(穴埋め問題)
会話の内容に関する質問に答える。 10 4肢選択
文の内容
(穴埋め問題)
短いパッセージの内容に関する質問に答える。 10 物語文、説明文

2次試験詳細:

測定技能 試験実施時間 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 解答形式
スピーキング 6分 音読 50語程度のパッセージを読む。 1 個人面接(面接委員1名)

※応答内容、発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などを評価

パッセージについての質問 音読したパッセージの内容についての質問に答える。 1
イラストについての質問 イラスト中の人物の行動を描写する。 1
イラストについての質問 イラスト中の人物の状況を説明する。 1
受験者自身の意見など カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。 1
受験者自身の意見など 日常生活の身近な事柄についての質問に答える。 1

(参考:公益財団日本英語検定協会HPより準2級の試験内容)

英検準2級から、教育や科学などを題材とした長文穴埋め問題が加わります。
先ほどご紹介した語彙力と同じかもしれませんが、英検準2級は、英検3級のレベルから難易度が増し、どちらかというと、高校卒業程度といわれる、英検2級の試験内容に近くなっています。

英検準2級の合格点や配点は?

次に、合格点や配点について見てみましょう。

英検では、2016年より[英検CSE(Common Scale for Englishの略)スコア]という採点方法を導入しています。

これは、語学のコミュニケーション能力のレベルを示す国際基準である、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)に対応させるために作られた、独自の採点方法です。

この英検CSEスコアによる合格点や、配点に関する詳細は、英検の[CSEスコアでの合否判定方法について]というページで紹介していますが、そこから抜粋した情報を下記します。

測定技能 問題数 満点 合格基準スコア 割合
1次試験 リーディング 37 600 1,322 73.4%
ライティング 1 600
リスニング 30 600
2次試験 スピーキング 6 600 406 67.7%

表を見ていただくと分かる通り、各技能600点満点で、1次試験は3技能の合格基準スコアが1,322点なので約74%の正解が必要です。2次試験は、600点満点中、約68%(406点)が合格基準スコアとなります。

英検では、技能ごとに問題数は異なるにもかかわらず、スコアが均等に配分されているため、技能ごとに配点が異なります。どの技能の問題も、バランスよく正解しないと合格できません。その旨ご注意ください。

英検準2級ライティングの配点や問題の形式は?

それでは、他の技能に比べて、日本人が苦手意識が強いと言われている、[ライティング]に範囲を絞って見てみましょう。

前項の表にも書かれていますが、英検準2級のライティングの試験は600点満点です。問題が1問出題されます。
問題用紙に質問が記載されているので、それに対する自分の考えを、50~60語を目安に、解答用紙に記入する試験です。

英検によると、ライティングの試験は、以下の4つの観点で採点されます。

  1. 内容:問題で求められている内容が含まれているか(意見とその理由が2つ必要)
  2. 構成:英文が分かりやすく論理的に構成されているか
  3. 語彙:問題に対してふさわしい語彙を正しく使えているか
  4. 文法:文の構造のバリエーションがあるか。正しく使えているか

上記4つの観点が網羅されているかをチェックの上、それぞれ5段階で評価されます。

英検準2級ライティングで使える5つの表現は?

ここでは、実際にライティングの試験を乗り切るために、そのコツとなる[使える表現]を5つご紹介します。リストにしたので、以下をご確認ください。

I think that~./I do not think that~.
意味: 私は~だと思います。/私は~ではないと思います。
ポイント: 英作文の最初で使い、質問に対する自分の意見を述べます。
質問の内容を、そのままthat以下に入れると、そのまま質問に対する自分の意見になります。
例題: Do you think it is good for students to study abroad?
(学生にとって海外で学ぶことは良いことだと思いますか?)
記載例: I think that it is good for students to study abroad.
(私は、学生にとって海外で学ぶことは良いことだと思います。)
I have two reasons.
意味: 2つの理由があります。
ポイント: 文頭の言葉の後に、2つの理由があることを旨を伝えます。決まり文句として、そのまま使ってください。
First, ~. Second~. 
意味: 1つ目は~です。2つ目~です。
ポイント: 英検準2級の試験では、自分の意見に付随する理由を2つ述べる必要があります。
その2つの理由を述べる時に使う表現です。
記載例: First, the students can learn another language. Second, they are able to know different cultures.
(1つ目の理由は、他の言語を学べるからです。2つ目の理由は、異文化を知ることができるからです。)
For example~.
意味: 例えば~です。
ポイント: 英作文の中盤で、自分が出した意見の理由を肉付けする際に使います。
For these reasons, ~.
意味: これらの理由により、~です。
ポイント: 英文の最後に、まとめとして使います。
質問の内容を、reason以下にそのまま入れると、理由を述べた上での、最終的な自分の意見となります。
記載例: For these reasons, I think that it is good for students to study abroad.
(これらの理由により、私は、学生にとって海外で学ぶことは良いことだと思います。)

もうお気づきかもしれませんが、上記5つの表現を使うことで、ほぼ英作文を完成させることができます。

自分の意見⇒理由①⇒具体例①⇒理由②⇒具体例②⇒まとめ

5つの表現を順番に使い英作文を完成させると、採点のポイントの一つとなっている、[論理的な構成]の条件を満たすことができます。

あとは、接続しに注意し、シンプルな文法を使って具体例を述べれば、英作文の完成です。
上記の使える表現を覚えて、ライティングの試験をパスしましょう。

↓上述したライティングに関する流れや注意点についてわかりやすく紹介されている動画です。

英検準2級ライティングで使える単語80選!

前項で、使える表現を使用すれば、具体例を述べるだけで、ライティングの試験を乗り切れるとお伝えしました。
ここでは、ライティングにも使える単語(語彙)厳選80語をご紹介します。

ぜひ単語テストにチャレンジしてみてください。

No. 使える言葉 意味
1 a few days 2~3日(数日)
2 a good deal of 大量の~
3 according to ~によれば
4 all of a sudden 突然
5 along with ~と一緒に
6 anything else 他に何か
7 as if まるで~のように
8 as though まるで~のように
9 at first 初めは
10 at least 少なくとも~
11 back and forth あちこちに
12 be about to ~するところだ
13 be absorbed in ~に熱中する
14 be away 出かける
15 be based on ~に基づいた
16 be impressed with ~に感銘を受ける
17 be just about to まさに~するところだ
18 be popular with ~に人気がある
19 be suited for ~に適した
20 be through with ~を終える
21 by mistake 間違って
22 call off ~を中止する
23 cannot fail to 必ず~する
24 carry out ~を実行する
25 catch up with ~に追い付く
26 change one’s mind 考えを変える
27 come true ~が実現する
28 consult a dictionary 辞書をひく
29 cut down ~を減らす
30 do without ~なしでする
31 drive by 車で通りかかる
32 end up with 結局~で終わる
33 every other month 1ヶ月おきに
34 fall down 転ぶ
35 find out ~を見付け出す
36 for free 無料で
37 for sure 確かに
38 get over ~を克服する
39 get rid of ~を取り除く
40 go through 経験する
41 hand in ~を提出する
42 help A (to) do Aが~するのを助ける
43 in a hurry 急いで
44 in addition to 加えて
45 in advance あらかじめ
46 in particular 特に
47 in that case,~ その場合には
48 in the long run 長い目で見て
49 keep away from ~に近づかない
50 listen for ~に聞き耳を立てる
51 look for ~を探す
52 look forward to ~を楽しみに待つ
53 look like ~のように見える
54 look over ~に目を通す
55 look up to ~を尊敬する
56 make out ~を理解する
57 make sure 確かめる
58 make up one’s mind 決心する
59 manage to どうにか~する
60 never fail to 必ず~する
61 no longer もはや~でない
62 on the other hand もう一方で
63 on time 時間どおりに
64 once in a while ときどき
65 one another お互いに
66 pick up ~を手に取る
67 put down ~を書き留める
68 put off ~を延期する
69 rely on ~を頼る
70 run into each other バッタリ出会う
71 run out of ~がなくなる
72 seem to ~するように見える
73 set the table 食卓の用意をする
74 show up 現れる
75 stand by ~を支援する
76 stand for ~を表す
77 take a look ちょっと見てみる
78 take advantage of ~を利用する
79 to one’s surprise 驚いたことに
80 upside down 逆さまに

英検準2級ライティングの過去問と解答例を紹介

これまで、使える表現や単語を紹介してきましたが、実際2019年に実施された、英検準2級の過去問を紹介します。
ぜひチャンレンジしてみてください。

2019年1回目ライティング問題:


2019年1回目ライティング解答例:

2019年2回目ライティング問題:

2019年2回目ライティング解答例:

2019年3回目ライティング問題:

2019年3回目ライティング解答例:

(出典:公益財団法人日本英語検定協会より準2級の過去問・対策)

英検準2級ライティングのおすすめ教材は?

ライティングの試験は、他の技能の異なり、自分の意見を自分の言葉で記載しなければならないので、ライティングに特化した教材がおすすめです。

この教材は、ライティングの基本となる構成力がつくだけでなく、必要となる語彙力も身につきます。

まとめ

  • 英検準2級のレベルは高校中級程度です。約3,000~3,500語の語彙数が必要です。
  • 英検準2級は、1次試験でリーディング、ライティング、リスニングの3技能の技能試験が実施され、2次試験ではスピーキングの技能試験が行われます。
  • 英検準2級の1次試験(リーディング、ライティング、リスニング)の満点は1,800点。3技能合計1,322点以上で合格です。2次試験(スピーキング)は、600点満点中406点以上で合格です。
  • 英検準2級ライティングで使える5つの表現をご紹介しました。
  • 英検準2級ライティングで使える単語80語をご紹介しました。
  • 英検準2級ライティングの過去問をご紹介しました。
  • 英検準2級ライティングのおすすめ教材をご紹介しました。

 

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